新卒採用で、企業はどのような学生を求めているのか、学生の多くが気になることでしょう。
多くの企業が重視する人物像には、「積極性」「協調性」「チャレンジ精神」があります。しかし、職種や企業の特徴によって求める人材が変わるため、企業研究をして応募する企業の特徴を調べておくことが必要です。
そこで今回は、一般的に企業が求める人材や、新卒採用で見られるポイントをご紹介します。
企業が求める人材とは?
一般的に企業が重視しているのは、次のような人材です。
・積極性がある
・強い意志を持っている
・周りの社員と協調して働ける
・チャレンジ精神がある
・考え抜く力がある
・責任感がある
・柔軟性がある
また、職種によって求める人物像に違いがあります。販売、サービス業や事務、アシスタント職の場合、重視されるのは配慮とサービス性です。一方、金融系の専門職では、他の職業に比べて緻密性が求められています。
多くの企業で、求める人物像をホームページの採用情報に掲載しています。就職を志望する企業はどんな人材を求めているのか、事前に確認しておきましょう。
新卒採用で見られるポイントは?
履歴書を書く際は、企業の求める人物像を意識して書きましょう。志望動機や自己PRは履歴書の中でも大変重要で、これらの項目の印象は合否を大きく左右します。特別なアピールポイントがない場合でも、企業の求める人物像を考慮すれば、小さな点もアピールが可能です。
面接でも、企業側が求める人材を意識する必要があります。面接の際は、話の内容だけでなく、見た目や話し方といった全体の雰囲気も見られます。身だしなみや、表情、どんなトーンで話すのかなども注意しましょう。全体の雰囲気を見て、採用担当者が求める人物像とマッチしていると考えれば、採用される可能性が高くなります。
面接での自分の様子を確認するために、可能であれば、面接の練習風景をビデオで撮影すると良いでしょう。実際に部屋に椅子を用意して、ドアを開けるところから始めると、より臨場感が増します。客観的に自分の面接の様子を見て、問題があったら直すことができますよ。
企業研究の重要性
企業の求める人物像を知るためにも、十分に企業研究をする必要があります。
企業研究では、代表取締役の情報・企業理念・事業内容・業績・成長性・社風・キャリア形成の環境・勤務条件・関連企業を把握するようにしましょう。
企業研究をすることで、企業の求めているものが分かり、より的を射た自己アピールが可能です。企業側に熱意も伝わり、良い印象を持ってもらえる可能性が高くなります。
また、企業研究をしていくうちに、志望度が上がったり、下がったりするかもしれません。志望度が下がった場合は、なぜ合わないと感じたのか、どんな会社なら合うのかを考えることで、自己分析につながります。ぜひ、応募する企業について深く掘り下げてみてください。
企業研究するには、次のような方法があります。
・採用サイトを見る
・説明会に参加する
・OBOG訪問をする
・実際にサービスや製品を利用する
・競合他社について調べる
採用サイトを見ると、大まかな会社の特徴や雰囲気が分かります。
しかし、可能であれば説明会に行ったり、OBOG訪問をしたりすると、よりリアルな企業の様子を知ることが可能です。機会があれば、ぜひ行っておきましょう。
おわりに
新卒採用では、企業側が求める人材を理解しておくと、書類選考や面接で有利になります。これは、自己PRを書く際や、質問されたときに、企業がどんな人物を求めているのか意識できるからです。求める人物像は採用ページや会社説明会、OBOG訪問で分かるため、ぜひ事前に調べて確認しておきましょう。