大勢の参加者がいる企業説明会では、周りの就活生を考慮しつつ、ビジネスパーソンとしてスマートな振る舞いを心がける必要があります。では、具体的にはどのような点に気をつけて企業説明会に望めば良いのでしょうか。
今回は、企業説明会の基本的なマナーと質問で好印象を残すポイントをご紹介します。
企業説明会の基本マナーとは?
就活の選考は、企業説明会の時点で既に始まっています。採用担当者に好印象を与えるために、基本的なマナーを押さえておきましょう。
企業説明会での心構え
企業説明会に参加することによって、企業についてより深く知ることができます。特に座席が決まっていない場合は、積極的に前列に座るようにしましょう。説明会が始まったら、説明内容の要点をノートに取るようにします。
企業が求める人材は積極性を持った人材です。就職サイトや企業ホームページに掲載されている情報だけでは分からないこともあります。質問したいことがあれば、質問時間にぜひ手を挙げて質問しましょう。
企業説明会でのルール
会社説明会への参加を採用選考に進む条件としている企業もあります。エントリーしたい企業の選考条件は、あらかじめ確認しておくようにしてください。
なお、説明会の途中で寝ていたり、スマートフォンを操作していたりする就活生は、人事担当者によってチェックされています。足を組んだり、肘を突いたりすることもだらしなく見えます。「面接ではないから大丈夫」と気を緩めないようにしましょう。
やむを得ず説明会に遅刻するときは、遅刻すると分かった時点で連絡を入れるようにしてください。公共交通機関の遅延をはじめとした事態に備えるためにも、時間に余裕を持って会場に向かいましょう。
質問で好印象を残すためのポイント
説明会の最後に設けられる質問時間は、実際にその企業で働いている社員から生の声を聞ける、大変貴重な機会であると同時に、質問をすることで人事担当者に意欲の高さをアピールするチャンスでもあります。
企業への質問で好印象を残すためのポイントとして、以下の3点が挙げられます。短時間で好印象を残すために、質問の仕方に注意してみてください。
【1】質問内容は簡潔にまとめよう
質問のために用意されている時間は限られています。他の就活生に質問時間を残すためにも、質問内容は簡潔に分かりやすくまとめましょう。1回の質問につき1つの内容が基本です。他の質問もよく聞いておき、同じ質問をしないように注意してください。
【2】大きな声ではっきりとあいさつしよう
質問の時間では、大きな声ではっきりと話しましょう。また、質問内容に入る前に在籍している学校名と氏名を名乗り、あいさつをしてください。質問に対する担当者の回答が終わったら、最後に簡単なお礼を述べると、印象がアップします。
【3】十分にリサーチした上で質問をしよう
企業説明会で質問をするなら、あらかじめ企業についてよく調べておきましょう。少し調べれば分かることを、わざわざ企業説明会で質問をすることは時間の無駄です。よく知られている情報を質問してしまうと、リサーチ不足としてマイナスの印象を与えてしまうかもしれません。また、既にその情報を知っている他の参加者に、無駄な時間を取らせてしまうことにもなります。
おわりに
企業説明会は、自分を含めて多くの就活生が、企業についてより深く知るために参加しています。会社の雰囲気は、就職サイトや企業ホームページだけでは分かりません。他の参加者がいることを考慮してマナーやルールを守り、有意義な時間にすることが大切です。また、人事担当者に好印象を与えるためにも、質問の準備は怠らないようにしましょう。