鉄鋼業界は今後どうなる?業界の特徴と仕事内容を研究しよう!

2018.02.15企業研究・業界研究
鉄鋼業界は今後どうなる?業界の特徴と仕事内容を研究しよう!

※本記事は2018年に書かれた内容になっています。

普段意識して見ることはないけれど、日常生活のあらゆるところで使われており、様々なものが鉄鋼を使用して製造されています。

他の業界に比べても市場規模はかなり大きいため、就職希望している方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

ただ、鉄鋼業界就職希望している方は多いですが、仕事内容や特徴を将来性をちゃんと理解できていますか?

今回はそんな鉄鋼業界について、紹介していきたいと思います!

鉄道、車、建物、あらゆるところで使われている鉄鋼

鉄道、車、建物、あらゆるところで使われている鉄鋼

鉄鋼業界の市場規模は、約16兆1500億円と、他の業界に比べても大きな規模です。

さらに鉄鋼業界は労働者数が7万人以上、平均年収は約550万円と比較的に高い水準です。そして平均勤続年数も15年近いというデータがあり、他の業界と比べても、標準的で長く続けやすいと言える職場でしょう。

ずっと好調だったわけではなく、リーマンショックの頃、世界的な不況の影響から鉄鋼業界の市場規模はかなり落ち込みましたが、2013年頃の円安や自動車事業の好調から、大きく市場規模が回復することができました。

さらに、東京オリンピックが開催予定など、鉄鋼業界の需要は多く見込めますが、今後は国内企業だけでなく、世界中の鉄鋼業界の企業と激しい競争が行われることは間違ありません。そのため、経営を強化していくことが今後の目標といえる業界です。

鉄鋼業界の特徴

鉄鋼業界の特徴

・国内鉄鋼業界の技術力の高さ

国内鉄鋼業界の最大の強みは、その技術力の高さです。海外企業では生産すること自体が難しい高級鋼材の生産をすることができ、高度な技術を要する自動車、採掘用のパイプの鋼材に関しては日本企業が高いシェアを持っています。

その技術と信頼から、日本の鉄鋼生産量は2016年に世界第2位と、世界中から認められる日本の重要な産業といえます。

・関連企業とのつながりが強い

自動車、建設、鉄道、ITなどあらゆる産業で使用されていることが多いのが鉄鋼業界の強みといえます。

他業界と連携して高付加価値のある鋼材を生産したり、あらゆるものの輸入輸出に関わる大型船舶には、大量の鉄鋼を使用していたりとその利用価値はとても幅広いです。

 ・世界的な合併、提携

日本国内企業と海外企業が合併や業務提携を行い、国内のみならず海外でも生産する拠点を持ち、さらに生産性や供給スピードをあげる動きを見せてきています。

鉄鋼業界の仕事内容

鉄鋼業界の仕事内容は、大きく分けると3つの職種に分かれます。ここでは、その仕事内容について学んでいきましょう。

・研究開発

日本の高い鉄鋼技術を支えている研究開発です。

自動車や船舶、さらに建物などあらゆるモノづくりの産業を支え、最先端の技術を開発、研究していく職種です。重さ、強度、耐熱性など新しい鉄鋼を作るために日々、研究開発しています。

・生産

実際に鉄鋼の生産に関わる業務です。

ただ一言で生産と言ってもスケジュール管理や進行管理を行う生産管理、鉄鋼の品質を管理、チェックする品質管理、さらに資材管理や納期管理など様々な仕事があります。

さらに従業員が日々安全に作業できるように運営していくことも重要としています。

・営業

工場で生産、開発された製品を各事業の顧客に提案していきます。

国内企業だけではなく海外企業にも輸出を行う鉄鋼業界なので、製品をしっかりアピールできる高い英語力やコミュニケーション能力も重宝される職種です。

先輩の声

鉄鋼業界などの素材関係の業界では、文理で職種が分けられています。その職種の線引きがどこで引かれているのかを意識すると、どこまで自分の職種で関わることができるのかが理解できます。企業研究の際に注目してみてください!

おわりに

いかがでしたか?

国内企業だけではなく海外企業まで、あらゆるモノづくり産業を支えるために必要不可欠な鉄鋼業界。

今後も世界中の鉄鋼企業と競争が激化していくことは間違いなく、日本企業の高い技術力のさらなる技術発展が望まれます。

鉄鋼業界に就職希望する方はぜひ今後の参考にしてみてくださいね!

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