就活のワイシャツ選び、迷っていませんか?
面接官に好印象を与えるためには、以下の特徴を押さえたワイシャツを選ぶことが大切です。
- 白無地
- 薄いストライプ
- ジャストサイズ
- シンプルで装飾のないもの
しかし、色やボタンなど、細かい部分まで気を配る必要があります。「白以外の色は選んではいけないの?」「どんな襟の形が正解なの?」など、疑問も多いのではないでしょうか。
この記事では、採用担当がチェックするポイントや、好印象を与えるワイシャツの選び方、そして面接やクールビズなど、シーン別のマナーを徹底解説します。
これを読めば、あなたにぴったりのワイシャツが見つかり、自信を持って就活に臨めるはずです。
企業の採用担当が就活生の服装で見ているポイント
企業の人事担当者は、応募者の受け答えだけでなく、外見もチェックしています。スーツ・髪型・靴・カバンといった全体的な身だしなみが、ビジネスの場にふさわしいものであるかどうかを確認しているのです。
いくら魅力的な自己PRができても、社会人としての身だしなみができていなければ、減点対象となります。「このくらいは大丈夫だろう」という油断は禁物です。人を見るプロである人事担当者に見破られてしまいます。外見にも細心の注意を払いましょう。
▼企業の採用担当が就活生を見ているポイント |
・ポイント①|外見の清潔感があるか ・ポイント②|企業への熱意 ・ポイント③|社会人としてのマナーがあるか |
ポイント①|見た目に清潔感があるかどうかが重要
面接における身だしなみでは、見た目の清潔感が重要です。採用の基準となるのは、「この人と一緒に働きたいと思えるか」という視点です。
服装の乱れがあれば、限られた時間内で志望者を判断しなければならない人事担当者に、 ルーズな人物という印象を与えてしまいます。面接では、第一印象で清潔感をアピールすることを目指しましょう。
ポイント②|企業への熱意
服装から企業への熱意を直接的に示すことは難しいですが、企業の雰囲気に合わせた服装を選ぶことで、間接的に熱意を伝えることができます。事前に企業のホームページやパンフレットなどで、社員の服装をチェックしておきましょう。
基本的には、黒や紺、ダークグレーのスーツが無難で、明るい色のスーツは避けるようにしましょう。革靴を磨き、清潔な状態を保つことも大切です。
ポイント③|社会人としてのマナーがあるか
服装は、社会人としてのマナーを表現する上で重要な要素です。ジャケットのボタンは、座る時は外し、立つ時は留めるのがマナーです。
ネクタイの長さは、ベルトのバックルに少し掛かる程度が適切です。スーツに合わせた色の靴下を選び、白や派手な色の靴下は避けましょう。
基本的にアクセサリーは身につけない方が無難です。清潔感のある髪型を心がけ、男性は短髪、女性はまとめ髪が好ましいとされています。女性はナチュラルメイクを心がけましょう。
就活におすすめのワイシャツの色と柄の選び方:ストライプシャツはOK?
就活では、基本的に白色のワイシャツを選びます。薄いブルーのワイシャツを着用しているビジネスパーソンもいますが、ややカジュアルな印象を与えるため、就活では白がベターです。黒や紺のスーツと白いワイシャツとのコンビネーションで、全体がキリッと締まった印象になります。
ここでは、就活にふさわしいワイシャツの色と柄、サイズ感、デザインについて詳しく解説します。
▼企業の採用担当が就活生を見ているポイント |
・選び方①|ワイシャツは無地が基本 ・選び方②|薄いストライプならOK ・選び方③|ジャストサイズにする ・選び方④|シンプルで装飾のないものにする |
これらのポイントを押さえることで、好印象を与え、面接をスムーズに進めることができるでしょう。
選び方①|ワイシャツは無地が基本
就活のワイシャツは無地が基本です。無地のワイシャツは、どんな企業を訪問するときでも、若々しく清涼感のある印象を与えることができます。
アパレル業界の面接など、ファッションセンスを問われる特別な場合を除き、ストライプよりも無地のワイシャツが無難です。
選び方②|薄いストライプならOK
白無地以外で選ぶ場合は、薄いストライプのワイシャツもおすすめです。ただし、ストライプの幅や色は控えめなものを選びましょう。
ストライプの幅は、1mm程度の細いストライプがおすすめです。ストライプの色は、ブルーやグレーなど、薄い色がおすすめです。派手なストライプや、ピンクやイエローなどの明るい色のストライプは避けましょう。
選び方③|ジャストサイズにする
ワイシャツは、自分の体に合ったジャストサイズを選びましょう。大きすぎるワイシャツはだらしない印象を与え、小さすぎるワイシャツは窮屈に見えてしまいます。
ジャストサイズのワイシャツを選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。
項目 | 基準 |
---|---|
首回り | 指が1本入る程度の余裕があること |
肩幅 | 肩のラインに沿って自然にフィットしていること |
胸囲 | ボタンを留めたときに、胸の部分が張ったり、隙間ができたりしないこと |
着丈 | ベルトが隠れる程度の長さであること |
袖丈 | 腕を下ろした状態で、手首の骨が隠れる程度の長さであること |
選び方④|シンプルで装飾のないものにする
就活用のワイシャツは、シンプルで装飾のないものを選びましょう。襟や袖にデザインが入っていたり、ボタンが派手なものは避けましょう。
また、ポケットがないものがおすすめです。ポケットがあると、そこに物を入れてしまい、シルエットが崩れてしまう可能性があります。
就活用のワイシャツのパーツの色のお作法
ここでは、就活面接におけるワイシャツのお作法について、襟、ボタン、インナーの色に焦点を当てて解説していきます。
パーツ | 就活面接での選び方 |
---|---|
襟 | レギュラーカラーが基本 |
ボタン | シンプルな白いもの |
インナー | 白やベージュなど、肌の色に近い色 |
襟|レギュラーカラーが基本
ワイシャツの襟には「レギュラーカラー」と「ワイドカラー」がありますが、基本的にはレギュラーカラーを選びましょう。レギュラーカラーは襟の角度が70~90度で、堅い印象があります。
レギュラーカラーは、襟羽根の開きが狭く、ビジネスシーンにふさわしいフォーマルな印象を与えます。また、どんなスーツにも合わせやすく、着こなしの幅も広いため、就活生にとって最適な襟型と言えるでしょう。
一方、ボタンダウンやワイドカラー、ホリゾンタルカラーなどは、カジュアルな印象が強いため、就活面接には不向きです。特に、ボタンダウンはスポーティーなイメージがあるため、避けるようにしましょう。
ボタン|シンプルなものにする
ワイシャツのボタンは、小さなパーツですが、意外と目立つ部分です。就活面接では、シンプルな白いボタンのワイシャツを選ぶようにしましょう。
白いボタンは、清潔感があり、どんなスーツにも合わせやすいというメリットがあります。また、派手な色のボタンや装飾的なボタンは、悪目立ちする可能性があるため、避けるようにしましょう。
インナー|白やベージュ
ワイシャツのインナーは、透け防止のためにも着用することが重要です。就活面接では、白やベージュなど、肌の色に近い色のインナーを選ぶようにしましょう。
白やベージュのインナーは、ワイシャツに透けにくく、清潔感のある印象を与えます。また、どんな色のワイシャツにも合わせやすいというメリットもあります。
一方、黒やグレーなどの濃い色のインナーは、ワイシャツに透けてしまう可能性があるため、避けるようにしましょう。また、柄物のインナーも、カジュアルな印象を与えるため、就活面接には不向きです。
【ケース別】就活のワイシャツの選び方
就活におけるワイシャツ選びは、TPOに合わせて適切なものを選ぶことが重要です。面接時、履歴書の証明写真、クールビズ時など、それぞれの場面でふさわしいワイシャツの選び方があります。それぞれケース別に解説していきます。
▼企業の採用担当が就活生を見ているポイント |
・面接時の場合 ・履歴書の証明写真の場合 ・クールビズを指定された場合 |
面接時の場合
面接時のワイシャツは、第一印象を左右する重要な要素です。清潔感があり、誠実な印象を与えるワイシャツを選びましょう。
ケース | 色 | 素材 | サイズ |
---|---|---|---|
面接時 | 白 (基本) / 薄い水色、ピンク (業界や企業の雰囲気に合わせて) | 綿100% (おすすめ) / 形態安定加工 | ・ジャストサイズ ・首回り:指1本入る程度・肩幅:自然にフィット・袖丈:腕を下ろした状態で手首の骨が隠れる程度 |
履歴書の証明写真の場合
履歴書の証明写真は、面接官が最初に目にするあなたの姿です。好印象を与えるために、清潔感のあるワイシャツを選びましょう。
色 | 素材 | サイズ |
---|---|---|
白 (基本) | 綿100% (おすすめ) / 厚手の生地 | ・ジャストサイズ・襟:浮いたり、食い込んだりしない |
クールビズを指定された場合
クールビズ期間中は、企業によってはノーネクタイやノージャケットが認められる場合があります。しかし、だからといってカジュアルすぎる服装はNGです。
色 | 素材 | サイズ |
---|---|---|
白、薄いブルー / ストライプ、チェック (派手すぎない) | 吸湿速乾性のある素材 / 麻、綿麻混紡 | ・ジャストサイズ・襟:ノーネクタイの場合はボタンダウンも可 |
おわりに
就活中に着用するワイシャツには、基本的に無地の白色のものを選びましょう。ストライプのシャツを選ぶのであれば、淡い色でかつ線が細いものにします。全体として清潔感とまとまりのある身だしなみを心がけましょう。今回お伝えしたポイントを踏まえて、第一印象アップを目指してみてください。