※本記事は2018年に書かれた内容になっています。
最近、ドラッグストアでは薬など一般医療品以外のものも販売していることをご存知ですか?
医療品以外にもおにぎりやお弁当などの食料品や、お酒などのアルコール飲料など幅広く取り揃えられていてコンビニエンスストアとなんら変わりない品揃えです。
そんな背景からドラッグストアがさらに身近に感じられ、売上も急成長しています。
これからの高齢化社会の到来でドラッグストアは、さらにニーズが高まっていくであろう数少ない小売販売業と言えるでしょう。
今回はそんなドラッグストア業界の仕事内容や今後の動向について紹介していきます!
大再編が進んでいるドラッグストアの今後の動向
利用者が増え、身近に感じられるようになったドラッグストアは今、どんな大編成が進んでいるのでしょうか。
今回はドラッグストアの今後の動向や仕事内容などをご紹介していきます。
国内のドラッグストアは1万7000店舗以上あり、その売上規模は6兆円を越す勢いです。数字の大きさからも、消費者の生活を支えている重要な位置付けになっていることは間違いありません。
利用者の生活を支えている裏付けとして、現在ドラッグストアは売上げ30%が医療品で、それ以外は食品を含む医療品以外の売上構成費が大きいという点です。
今ドラッグストアが消費者から求められているのは医療品だけではありません。店舗に行った時、さまざまな商品やサービスを求められるように変化してきていると言えます。
昨今は、インターネットで色々なものが注文できるようになっています。
それでも、さらなる高齢者社会を迎え、問題になってきている買い物弱者に対するサービスや品揃えなど、ドラッグストアが担う今後の課題も多く存在しています。
ドラッグストア業界の特徴
ドラッグストアの大きな特徴としては、店舗によって売場の変化が大きいと言えるでしょう。
駅の中や商業圏にある店舗では店舗面積も狭いことからか、医療品や飲み物やお菓子などが主として多く販売されています。
しかし少し郊外の店舗になると、その広い売場面積を利用し、医療品よりも食料品に力を入れています。加工食品や冷凍食品、カップラーメンやお酒など幅広い商品が展開されていて、売上も医療品よりも圧倒的に高くなっています。
さらに店舗によってはプライベートブランド商品を取り扱い、安く買える商品も置いています。
そういった背景からか、消費者からはスーパーマーケットやコンビニエンスストアのような使い方をされています。
しかもスーパーマーケットやコンビニエンスストアでは販売できない医療品を扱ってているので、他の業者にはない強みがあり、差別化が図れるのも特徴です。
仕事内容
・接客、商品管理
ドラッグストアでの仕事はレジなどの接客や、商品管理が主になってきます。
商品管理では、新商品の売場を作ったり、売場から売り切れてしまった商品をバックルームから補充したり、在庫が無ければ発注するなど細かい仕事がたくさんあります。
もちろん店内を清潔に保ったり、お客様からの質問に答えたりといった基本の作客業も多く存在しています。
薬剤師以外ではしっかり薬の効能を説明することは難しいとは思いますが、リピーターをつけるため、商品に関する知識はしっかりと説明できるよう常に勉強が必要となってくるでしょう。
・登録販売者
薬剤師のように処方箋が必要な薬剤の調剤や販売はできませんが、一般医薬品である第2類と第3類を販売する際に必要な資格です。
一般医療品の多くが第2類ということもあり、ドラッグストアでは必ず登録販売者を置くことが法律で義務付けられています。
登録販売者は、薬剤師までとはいきませんが、薬に関するスペシャリストとして一般の接客よりもさらに高い知識を持った接客ができます。
実務経験不問で、試験に合格してから各都道府県に対して申請を行うことで取得できる資格でもあります。
・薬剤師
お客様が持ってきた処方箋に従い、調剤と服薬に関する指導を行う薬のスペシャリストです。
給与は資格が必要なため比較的高いことが多く、パートだと時給で1500~2000円ほど、さらに正社員だと平均年収が520万円と高くなっています。
先輩の声
身近な存在のドラッグストアも、現在は転換期にあるようですね。
このような業界を受ける就活生は、面接などで、自分が変革を起こせる人材だということを、積極的にアピールしていくと企業の受けが良さそうですね!
おわりに
いかがでしたか?
医療品だけではなく、食品など、さまざまなものが求められてきているドラッグストア業界。
高齢化社会を迎える今後は課題が増えていきそうですが、需要が高まるなど規模は広がり続けていきそうです。
また、スーパーマーケットやコンビニエンスストアとは差別化を図った展開が期待していけると思います。