美容業界での就職を目指しているあなた、こんな悩みはありませんか?
「どうすれば美容業界に就職できるのか?」
「面接で何を聞かれるのか不安…」
「自分にはどんなスキルが必要なんだろう?」
実は、あなたの悩みは決して珍しいものではありません。美容業界は競争が激しく、求められるスキルや資格も多岐にわたります。
本記事では、業界研究が深まるように、美容業界に就職する方法を解説します。具体的なステップから、面接で自信を持つためのコツまで、今すぐ実践できる内容を解説します。
美容業界の動向とは?
美容業界といえば、美容室・理容室をはじめとして、化粧品販売店やエステサロン、ネイルサロンに脱毛サロンといった多くの美に関連する企業を指します。
幅広い業種がある美容業界ですが、新規開業する個人事業主も多く競争率が激化している実態もあります。衰退する業界ではないものの、競争率が激しい分撤退や倒産なども相次いでいる業界でもあります。
また、ネイルサロンに関しては、近年自宅で施術が難しいジェルネイルや、デザイン性の高い施術の需要が高まったことで、ネイルの市場規模も増加傾向にあります。
今後の課題
先ほど紹介した通り、美容業界を全体で見ると、その市場規模は年々伸びています。一方で、競争率の激しい業界でもあります。
今後の課題としては、多くの競合他社がある中で、どのような差別化をするかにあるでしょう。技術の向上はもちろん、新規顧客の獲得や、リピート率の向上を目的とした施策も重要になるでしょう。
成長戦略
近年では、SNSやHPなどを介した情報発信が成長戦略の鍵となるでしょう。InstagramやTikTokといったSNSの発達に伴い、美容情報やトレンドをSNSを介してキャッチするケースが増加しています。
また、店舗の雰囲気や、在籍スタッフの施術例など、「この店舗では、こういった施術が受けられる」といったイメージをアップすることで、新規顧客獲得への近道になります。
その他にも、リピーター限定のサービスを設けることで既存顧客の確保に務めたり、オンライン来店予約システムの導入など、顧客管理体制を整えることも美容業界における成長戦略です。
美容業界の主な企業
多くの競合他社を抱える美容業界において、主力と呼ばれる企業をご紹介します。ここでは、以下の三社についてそれぞれの特徴や、実績を紹介します。
- P&G
- 花王
- 資生堂
美容業界での就職を目指す方は、ぜひ企業選びの参考にしてみてください。
P&G
P&Gは、アメリカに本拠を置く、世界最大級の日用消費財メーカーです。日本では、「P&Gジャパン」として、洗剤やおむつ、化粧品、ビューティーケア製品などを製造しています。
主要ブランドには「パンパース」や「ファブリーズ」、化粧品やビューティーケア周辺では「SK-II」や「パンテーン」、「h&s」など多くの製品ラインを持っています。
「暮らし感じる、変えていく」という企業メッセージの下、社会貢献事業実施や環境に配慮した製品作りに務める企業です。
働き方も社員のライフステージに合わせた柔軟な働き方が選択できる仕組みを取っており、福利厚生も非常に充実している企業です。(引用元:給与と福利厚生)
P&G全体の2024年6月期の売上高は84,039百万ドル(約13兆1,690億円)となっています。(引用元:業務・財務情報 プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)[PG/ProctGambl]日経会社情報DIGITAL – 日本経済新聞)
花王
花王は、日本を代表する日用品・化粧品メーカーです。
日用品では食器洗剤「アタック」や「キュキュット」、ヘアケア製品では「メリット」や「エッセンシャル」などの主要ブランドを展開、化粧品ブランドでは、「ソフィーナ」や「カネボウ」、「RMK」などの製品ラインを持っています。
SDGsへの貢献も視野に、ユニバーサルプロダクトデザインの取り入れや、脱炭素や水保全へ配慮した製品作りを行っています。(引用元:花王 | よりすこやかな地球のために)
花王の2023年12月期の売上は、1,532,579百万円となっています。(引用元:【花王】[4452]決算発表や業務・財務情報 | 日経電子版)
資生堂
株式会社資生堂は、日本を代表する化粧品メーカーです。創業以来、化粧品・美容食品・医薬品などの製造販売を手がけています。
資生堂の主要ブランドには「SHISEIDO」「IPSA」「NARS」「ANESSA」などの幅広い層に向けた製品ラインがあります。
さらに、資生堂では研究開発やサステナビリティにも注力しており、製品の安全性確保、環境負荷軽減、ジェンダー平等の推進などの取り組みを行っています。国内のみに限らず、海外にも拠点を持つ、美容業界の革新を牽引する存在の企業です。(引用元:サステナビリティ | 資生堂 企業情報)
資生堂の2023年12月期の売上高は、973,038百万円となっています。(引用元:【資生堂】[4911]決算発表や業務・財務情報 | 日経電子版)
美容業界で働く人の代表的な職種と仕事内容
美容業界と一括りに言っても、様々な職種があることを紹介しました。ここでは、美容業界における代表的な以下の職種とそれぞれの仕事内容について紹介します。
- 美容師・理容師
- エステティシャン
- ビューティーコンサルタント
- ネイルサロン
- リラクゼーションサロン
- まつ毛エクステサロン
- 百貨店・小売店での化粧品販売
- メイクアップアーティスト
- アロマセラピスト
美容業界への就職を検討している方はぜひ職種選びの参考にしてみてください。
美容師・理容師
美容師・理容師は、国家資格を有する専門知識と技術を持った人のみが就くことができる職業です。ヘアカットはもちろん、ヘアカラー、シャンプー、パーマなどの施術が主な仕事内容になります。
その他にも、メイクやヘアアレンジ、着付けの仕事内容に含まれる場合があります。技術や知識はもちろん、接客力も重要な職業です。
近年では、美容師個人のSNSでの発信も顧客獲得の鍵となっており、自己プロデュース力や発信力も重要視されています。
エステティシャン
エステティシャンは、フェイシャルケア、ボディトリートメント、脱毛など、美容と健康を目的とした施術を行う専門職です。
お客様の肌質や悩みに合わせて最適な施術を提供し、美肌や悩みに合わせて最適な施術を提供し、美肌やリラクゼーションをサポートします。
専門知識と技術を活かし、美容機器や化粧品を使用することが多く、カウンセリングも重要な役割を果たします。
心身のケアを通じて、外見だけでなく内面的なリフレッシュも提供する仕事です。
ビューティーコンサルタント
ビューティーコンサルタントは、化粧品やスキンケア商品を中心に、美容に関するアドバイスを行う専門家です。
お客様の肌質やライフスタイルに合わせて最適な商品を提案し、使い方の指導も行います。カウンセリング力や商品知識が求められ、美容ブランドの販売員として働くことも多いです。
見た目の美しさだけでなく、自信を引き出すサポートをすることを目的とした職業です。
ネイルサロン
ネイルサロンは、手足の爪のケアとデザインを専門に行う場所で、ネイリストが施術を担当します。
爪の健康を保つケアや、ジェルネイル・アートなどのデザインを提供し、お客様の好みに合わせた美しい仕上がりを実現します。
技術力とセンスが求められ、特別なイベント用や日常のおしゃれのために多くの人が利用します。
細やかな作業を通じて、見た目と気分の両方を向上させる魅力的な仕事です。
リラクゼーションサロン
リラクゼーションサロンは、マッサージやアロマテラピー、ストレッチなどを通じて、心身の疲れを癒すことを目的とした施設です。
セラピストがリラクゼーション技術を駆使し、ストレス解消や血行促進をサポートします。
身体の緊張をほぐすだけでなく、リラックスした空間と接客によって、精神的な癒しも提供します。
現代社会での疲労やストレスに対応する重要な役割を果たす役割を持つ仕事です。
まつ毛エクステサロン
まつ毛エクステサロンは、まつ毛を美しく見せるために人工のまつ毛(エクステンション)を施術する専門サロンです。
アイリストと呼ばれる技術者が、お客様の目元に合わせた長さやカール、デザインを提案し、丁寧に装着します。
まつ毛エクステは、目元を魅力的に演出するだけでなく、毎日のメイク時間を短縮できるメリットがあります。
細かい作業と高い技術が求められ、安全性や衛生管理も重要なポイントです。
百貨店・小売店での化粧品販売
百貨店や小売店での化粧品販売員は、化粧品やスキンケア商品の提案・販売を行います。
お客様の肌質や悩み、ライフスタイルに合わせた商品をおすすめし、使い方のアドバイスや実演を行うこともあります。
接客スキルや商品知識が求められるほか、ブランドイメージを体現する存在として、美しい身だしなみも重要です。
お客様に自信と満足感を提供する、接客と販売を兼ねた仕事です。
メイクアップアーティスト
メイクアップアーティストは、化粧を通じて人の魅力を引き出すプロフェッショナルです。
個人の日常メイクから、ブライダル、舞台、広告撮影など、さまざまな場面でのメイクを手掛けます。顔の骨格や肌色に合わせた技術力やトレンドの知識、創造力が求められます。
また、クライアントの要望を深く理解し、イメージを形にするコミュニケーション能力も必要です。美容業界でも特にクリエイティブな職種です。
アロマセラピスト
アロマセラピストは、植物由来の精油(アロマオイル)を用いて心身の健康をサポートする専門家です。
リラクゼーション効果やストレス解消、体調改善を目的に、マッサージや芳香療法を行います。お客様の体調や気分に合わせた精油を選び、安全かつ効果的に施術を提供します。
癒しとリラックスを提供するため、アロマの知識だけでなく、コミュニケーション能力や細やかな心配りも重要な仕事です。
美容業界に就職する人の魅力
様々な職種がある美容業界ですが、美容業界に就職した際に得られる魅力的なポイントをご紹介します。ここでは以下の3つの魅力ポイントについてそれぞれご紹介します。
- 専門的なスキルが身に付く
- 顧客と直接関われる
- スキル・経験次第で独立も狙える
専門的なスキルが身に付く
美容業界では、スキンケアやメイク技術、リラクゼーション施術など、実践的で専門性の高いスキルを学ぶことができます。
資格取得や研修を通じて、最先端の知識や技術を習得できるのも魅力です。これらのスキルはお客様の美と健康をサポートするだけでなく、従業員自身のキャリア形成にも大きく貢献します。
また、常に新しいトレンドに触れることで、成長を実感できるやりがいがあります。高度な技術力は、一生の財産として活用できる点も魅力的です。
顧客と直接関われる
美容業界では、お客様と直接コミュニケーションを取りながら、一人ひとりの要望や悩みに応じた提案や施術を行います。
結果をすぐに実感していただけるため、「ありがとう」と言われる機会が多く、やりがいを感じやすい仕事です。リピートしてくれるお客様との信頼関係を築くことで、自己成長やモチベーション向上にもつながります。
人と関わる仕事が好きな方にとって、顧客と直接関わる経験は大きな魅力です。
スキル・経験次第で独立も狙える
美容業界は、スキルや実績を積むことで独立や開業が目指せる分野です。
エステサロンやネイルサロン、アイラッシュサロンなど、自分の得意分野を活かした事業を展開できます。自由度が高く、自分の理想の働き方を追求できるのも大きな魅力です。
独立後は収入アップや時間の自由が得られる可能性もあり、自分の名前でブランドを作るやりがいがあります。努力次第でキャリアの選択肢が広がるのは、美容業界ならではの魅力です。
美容業界に就職するのに向いている人
ここまで、美容業界に該当する職種や、その魅力についてご紹介しました。ここでは、美容業界に就職するのに向いている人の特徴を4つご紹介します。
- 美意識がある人
- 人と話すのが好きな人
- 提案力がある人
- 知識やスキルを身につける向上心が高い人
ご自身に該当するか照らし合わせて、参考にしてみてください。
美意識がある人
美容業界は、美しさを追求する仕事です。そのため、自分自身も美意識を持ち、身だしなみやトレンドに気を配る人が向いています。自分の外見や健康に気を遣う姿勢は、お客様からの信頼にもつながります。
また、美意識の高い人は新しい化粧品や美容技術に興味を持ちやすく、仕事を楽しみながら取り組むことができます。
人と話すのが好きな人
美容業界では、お客様と直接コミュニケーションを取る機会が多いため、人と話すのが好きな人に向いています。
カウンセリングや施術中の会話を通じて、信頼関係を築くことが求められるため、明るく親しみやすい対応が得意な人が活躍しやすいです。お客様の悩みや希望を聞き取り、適切なアドバイスや提案をする力は、美容業界での成功のカギとなります。
提案力がある人
お客様一人ひとりのニーズに合わせた最適な施術や商品を提案することが、美容業界の重要な役割です。
そのため、相手の状況を理解し、分かりやすく魅力的に提案する力を持つ人が向いています。提案力がある人は、お客様に新たな価値を提供し、信頼を得ることができます。
また、積極的にアイデアを出して新しいサービスやメニューを考案することで、店舗やブランドの成長にも貢献できます。
知識やスキルを身につける向上心が高い人
美容業界は、常に新しい技術やトレンドが生まれるため、向上心を持って知識やスキルを磨き続ける姿勢が求められます。
向上心の高い人は、資格取得や研修への参加を積極的に行い、専門性を深めることでキャリアアップが可能です。また、新しいことを学ぶ意欲は、お客様に対する説得力や信頼感を高めます。
努力次第でスキルが形になる業界だからこそ、成長意欲のある人にとって魅力的な業界です。
美容業界への就職で役立つ資格一覧
美容業界に該当する職種は多くが専門的な知識と技術を要します。したがって、美容業界での就職を目指す際には、資格を要していることで就職に有利に働くケースが多いです。
ここでは、以下の4つの専門資格についてご紹介します。
- ネイリスト系の資格
- エステティシャン系の資格
- 美容師免許
- アイリスト系の資格
ネイリスト系の資格
ネイリスト系の資格には、「JNECネイリスト技能検定」や「JNAジェルネイル技能検定」があります。
ネイルケアやデザイン技術を証明する資格で、主にネイルサロンでの活躍を目指す際に役立ちます。
資格取得には専門学校やスクールでの学習が一般的ですが、独学で挑戦することも可能です。
資格を持つことで、信頼を得られ、爪の健康を考慮した施術や流行に応じたネイルアートを提供できるようになります。
エステティシャン系の資格
エステティシャンには日本エステティック協会が定める「AJESTHE認定エステティシャン」やCIDESCOの認定する国際ライセンスなどがあります。これらは、フェイシャルやボディケア、脱毛など、エステ施術の専門知識と技術を証明する資格です。
取得には、認定スクールでの学習や実技試験の合格が必要です。資格を持つことで、エステサロンやスパなどで働けるほか、独立開業にも役立ちます。
高い技術力アピールでキャリアアップや信頼性の向上につながります。
美容師免許
美容師免許は、ヘアカットやカラーリング、パーマの施術にも必要な国家資格です。取得するには、美容専門学校で所定の課程を修了し、国家試験に合格する必要があります。
美容室やヘアサロンでの就職が可能になるほか、将来的にサロンを開業できます。幅広い美容分野で活躍できる汎用性の高い資格です。
アイリスト系の資格
アイリストには、「日本アイリスト協会(JECA)」の認定資格や「まつ毛エクステンション技能検定」などがあります。まつ毛エクステの技術や安全な施術に関する知識を証明する資格です。
資格取得には、スクールでの講習や試験合格が必要です。
アイラッシュサロンや美容室で専門技術を活かして働けるほか、お客様の目元に特化したカウンセリングや施術が可能になります。スキル次第で独立も目指せます。
美容業界への就職における面接突破
近年より人気の高まる美容業界ですが、面接突破のための対策を3つの項目に分けてご紹介します。事前の対策をしっかりと行い、美容業界での就職をつかみ取りましょう。
- ES(エントリーシート)
- 志望動機例文
- 自己PR例文
ES(エントリーシート)
エントリーシートでは、美容業界への熱意や適性を具体的に伝えることが重要です。
自己紹介や志望動機、学生時代の経験を通じて「美容に興味を持ったきっかけ」や「自分の強み」をアピールしましょう。また、具体的なエピソードや数値を交えると説得力が増します。
志望動機例文
志望動機は、その企業を選んだ理由と自分が貢献できるポイントを組み合わせることが大切です。
なぜその企業を志望するのか、というのは志望動機の中核に当たります。他の企業ではなく、その企業をなぜ選んだのか、志望企業の特徴やサービスなどをしっかりと押さえておきましょう。
その上で、その企業で自分がどのように貢献することができるのかを伝えましょう。自社の求める人材であるかどうかが企業側の採用判断のカギとなります。
例えば、接客に注力しているサロンへの就職を希望する場合の志望動機例文であれば、以下のような志望動機が効果的です。
例:「貴社のひとりひとりのお客様に対する丁寧な接客を大切にするというコンセプトに惹かれ志望しました。自分自身、昔は人見知りな性格もあり、希望する施術をしっかりと伝えられずに納得した施術を受けられなかった経験がありました。今では、人見知りな性格も学生生活を通じて克服し、コミュニケーション能力には自信を持っています。そんな私だからこそできる、お客様一人ひとりにしっかりと向き合う接客を行い、納得のいく施術を提供したいと考えています。」
自己PR例文
自己PRでは、自分の強みを明確にし、美容業界でどのように活かせるかを具体的に述べましょう。自己の強みやエピソードを前述し、その強みの活用方法を後述することで、より具体的なイメージを伝えやすく、効果的です。
自分の経験を具体的に落とし込むことで説得力を増すことを心掛けましょう。
例:「私は傾聴力に自信があります。大学時代、友人の相談に乗る中で、相手の意見をしっかり聞き、適切なアドバイスをすることで信頼を得てきました。この経験をこの職業でも活かし、お客様の悩みに寄り添った提案を行いたいと考えています。」
先輩の声
美容業界といっても様々な企業があるので、自分がどういった方法で美に対してアプローチしていきたいのか、しっかりと考える必要があります。
また、近年では男性も美容に興味を持つ人が増えてきているので、女性のみならず男性の視点も踏まえて志望動機を考えると良いでしょう。
おわりに
はじめに紹介した通り、美容業界は女性を主に大きなニーズがあります。業界全体として衰退の方向は見られないものの、非常に競争率の激しい業界で、どう生き残っていくかがカギになります。
美容業界での就職を志望している方は、しっかりと業界研究を行い、加えて企業研究にも力を入れておきましょう。事前準備を十分に行い、納得のいく就職を目指しましょう。