美容業界に就職!業界の現状と仕事内容について

2019.02.28企業研究・業界研究
美容業界に就職!業界の現状と仕事内容について

美容業界は美容師や理容師が働く美容室や理容室をはじめ、体や肌を綺麗にするエステサロンやネイルサロンなどがあります。専門学校に通う学生も年々増えていることから、就職先としても人気の業界です。そこで今回は、美容業界の現状や主な企業など就活に役立つ情報をまとめてみましたので、業界研究や企業研究の参考にしてください。

美容業界の動向とは?

美容業界の動向とは?

美容業界には美容室・理容室をはじめ、化粧品店・エステサロン・ネイルサロン・脱毛サロンなど美に関する企業が集結しています。美容業界の半分の割合を占めている美容室・理容室は、多くの人が利用するため、比較的安定した業種であるともいえます。しかし、毎年新規店舗が続々と出店していることから、とくに競争率においては激しい業界となっています。

一方で、エステサロンはサロンチェーンの増加に伴う低価格化によって収益が低下し、市場自体が低迷している傾向があります。ネイルサロンに関しては、自宅では施術しにくいジェルネイルなどの人気・ニーズが高まり、新規店舗が増えている状況です。

幅広い業種がある美容業界ですが、新規開業する個人事業主も多く競争率が激化していることは間違いありません。そのため、低価格化が進む一方で、技術力や接客力などを高める教育をはじめています。衰退する業界ではありませんが、競争率が激しい分撤退や倒産なども相次いでいる業界でもあります。

今後の課題

美容業界全体としては年々好調な業績を伸ばしているといえますが、一方で競争率の激しい業界でもあります。競合他社に負けないためには、もっとも求められている技術力の向上はもちろん、質の高い接客、独自の戦略や新サービスなどの提案で、いかに新規顧客の獲得や既存顧客を囲い込むかが今後の課題となるでしょう。また、しっかりとした顧客管理やアフターフォローによって、リピーターを確保することも重要です。

成長戦略

美容に興味のある人はトレンドにも敏感で、TwitterやInstagramなどのSNSで流行の情報をいち早くキャッチしています。美容業界が今後も成長し続けていくには、SNSやHPを最大限に活用して美容に関心を持ってもらえる情報を与えることが成長戦略となるでしょう。たとえば、施術を受けたときのイメージが浮かぶようにビフォーアフターの画像を載せるなどすると興味を引く材料となります。

またWebによる予約システムの導入など、来店へのアクションをしやすくする工夫によって新規顧客を獲得すること、そのうえでしっかりとした顧客管理によって自店のファンを増やすことが、リピーター獲得が要となる美容業界においては確実なステップとなるでしょう。

美容業界の主な企業

美容業界の主な企業

ALBUM

今もっとも注目されていて急成長している、「最新トレンドヘアを毎月通える低価格で提供」するファストサロンです。注目されている理由の1つに、創業者が「価格.com」や「食べログ」などのITサイトを運営し上場企業したカカクコム社の創業者であることが挙げられます。顧客の施術前と施術後の写真を撮影し、データ化された顧客カルテとしてアプリで共有するというITを駆使した顧客管理やアフターフォローを実現。InstagramなどSNSを駆使した宣伝力はもちろん、質の高い接客や技術力も相まって顧客を増やし続けています。

また、スタッフのほとんどがフリーランスであるものの、売り上げの40~50%を人件費に充当するなど働き手のこともしっかりと考えている企業です。現在は、渋谷・新宿・原宿での3店舗と姉妹店として中野の1店舗という展開ですが、今後は全国的な展開も視野に入れているとのこと。設立から5年で上場企業にするという目標を掲げていることから、今後も発展が期待される勢いのある美容室となっています。

株式会社資生堂

株式会社資生堂は、化粧品をはじめビューティー関連の商品を製造・開発している大手企業です。2018年の連結売上高は10,948億円、営業利益は1,084億円で、コアブランドを中心としたマーケティング実現により急成長を遂げています。化粧品ブランドとして国内だけでなく、海外でも人気となっています。

株式会社ミュゼプラチナム

株式会社ミュゼプラチナムは、近年脱毛サロンの中でも急成長を遂げている美容脱毛専門サロンです。脱毛のほか、コスメやまつげエクステ専門店「MAQUIA」も展開しています。脱毛専門サロンは2018年12月現在、全国に177店舗のサロンを構えており47都道府県すべてへの店舗展開を達成しました。

また、会員向け公式アプリ「ミュゼパスポート」は2018年11月には200万ダウンロードを突破、サロンの予約はもちろん、F1層といわれる20~30代前半の女性向けのさまざまな優待や商品の販売、体験取材コンテンツや美容コラム配信など美容に関する情報を提供するというマーケティング方針で運営中です。今後もF1層を主軸とした女性向けのサービス拡大を目指しています。

美容業界で働く人の仕事内容

美容師・理容師

美容師・理容師は、専門学校に通い国家資格を取得することで仕事に就くことができる専門職です。美容室や理容室に就職し、シャンプー・ヘアーカット・パーマ・ヘアーカラーの施術などが主な仕事内容となります。また、メイクや着物の着付けなども仕事に含まれる場合があります。技術力や発想力のほかに、接客力も必要とされる職種です。

エステティシャン

エステティシャンは、脱毛サロン・オイルマッサージ・痩身・フェイシャルエステ・まつげエクステ・ネイルアートなど多岐に渡って仕事があります。どのエステティシャンも専門職となるため、専門学校や就職先の企業で学ぶ必要があります。技術力と接客力が問われる職種です。

ビューティーコンサルタント

ビューティーコンサルタントは、お客様の「美しくなりたい」という欲求に対してお客様に合った化粧品を提案することが仕事です。ビューティーコンサルタントとして、専門知識を身につけることが必須となります。豊富な知識に基づいたコンサルティング力・提案力・技術力が必要とされる職種です。

先輩の声

美容業界と一口に言っても様々な企業があるので、自分がどういった方法で美に対してアプローチしていきたいのか、しっかりと考える必要があります。また、最近では男性も美容に興味を持つ人が増えてきているので、女性のみならず男性の視点も踏まえて志望動機を考えると良いでしょう。

おわりに

美容業界は若い女性を主軸としてニーズが高い業界です。今後も衰退することは考えにくいですが、競争率の激しい業界であることから生き残っていくのは至難の業といえます。美容業界に就職を希望している就活生は、業界研究と企業研究をしっかりとリサーチして希望する就職先を見つけましょう。

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タグ : 企業研究 業界研究 美容業界
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