【例文付】就活面接は1分間が重要。自己紹介で伝えるべき内容について解説。
2018.01.11面接対策面接の最初で必ず聞かれるのが自己紹介。自己紹介は最初の1分間が重要と言われています。そのため、事前の準備が非常に重要になります。
ただ、人前で話すことが苦手で就職活動となったときに自己紹介で何を話せば良いかわからない…なんて人もいるかもしれません。
そこで、この記事では、自己紹介で話す内容に困っている方に向け、下記の点について解説していきます。
- 自己紹介の目的
- 1分間の自己紹介で面接官に伝える内容
- 自己紹介時に気をつけるべきポイント
ぜひ最後までお付き合いいただければと思います。また面接対策について網羅的に解説している記事もあわせて読んでみてください(面接対策記事はこちら)。
面接での自己紹介の目的
面接での自己紹介の主な目的は、面接官に対して自分という人間の概要情報を簡潔に伝えることです。
自己紹介を通して、面接官は候補者の人となりや適性のヒントを見極めることができます。就活生側も、自己紹介を通して面接官に印象付けることができます。
ただ、自己紹介は最初の1分間で決まると言われています。短時間で面接官に自身を印象付ける必要があるので、徹底した準備をして臨むようにしましょう。
面接での面接官が見ているポイント
面接官は、自己紹介を通じて以下の点を評価します。
- ポイント①|コミュニケーション能力
- ポイント②|リーダーシップやチームプレイをした経験
- ポイント③|個性と動機
ポイント①|コミュニケーション能力
コミュニケーション能力は、どのような職業においても非常に重要です。面接官は、候補者が人を不愉快にさせるコミュニケーションをしないか、円滑にコミュニケーションを取れる人物かを見極めています。
また、聞き手の反応に応じて話を進めることができる柔軟性や、チーム内で効果的にコミュニケーションを取れるかどうかも見られます。
ポイント②|論理的思考力
自己紹介は短時間で、いかに自身の情報を面接官に伝えられるかが重要です。そのため、いかに要点をおさえて説明できるかが重要になります。
そのためには論理的な思考が非常に重要になります。冗長に、要点を押さえずに話すよりも、短時間で本質的かつ自身が伝えたい内容を伝える必要があります。
ポイント③|個性と志望動機
個性と志望動機は、入社してから長期的に貢献してくれるかどうかを見極めるために重要です。面接官は、候補者の性格、価値観、職業に対する情熱や意欲を把握しようとします。
また、候補者が企業を選んだ理由や将来のキャリアプランについても理解し、企業の目標や文化との相性を評価します。
【例文付き】自己紹介の1分間で言うべき内容
自己紹介は大前提、1分以内で簡潔に伝えるようにしましょう。その上で下記の内容を漏れなく話せるように繰り返し練習すべきです。
- 内容①|名前・大学名・学部名の基礎情報
- 内容②|過去の経験
- 内容③|趣味・特技・性格やガクチカなど
- 内容④|面接への意気込み
これを例文に落とし込むと下記のようになります。
皆様、本日は面接の機会をいただきありがとうございます。 私は、〇〇大学〇〇学部〇〇学科を卒業しました、〇〇と申します。 大学時代は、〇〇部に所属し、部長としてチームをまとめ、大会で優勝に導いた経験があります。この経験を通して、目標達成のために努力を惜しまないことと、チームワークの大切さを学びました。 私の強みとしては、〇〇〇〇〇〇〇〇があげられます。 御社を志望した理由は、〇〇です。特に、〇〇という事業に携わりたいと考えております。 これまでの経験を活かし、御社で貢献していきたいと思っております。 よろしくお願いいたします。 |
例文に基づきながら、各項目に関して詳細に解説していきます。
内容①|名前・大学名・学部名の基礎情報
最初に、下記のポイントを話しましょう。
- 自分の名前
- 在籍している大学名
- 学部・専攻
あくまで、必要最低限の情報ではあるものの、面接官があなたを知る上で重要な情報です。聞き取りやすい声で、はっきり伝えるようにしましょう。
私は、〇〇大学〇〇学部〇〇学科を卒業しました、〇〇と申します。 |
内容②|趣味・特技・性格など
自分の人となりをよりよく伝えるために、趣味や特技、自分の性格を短く紹介します。また、もし学生時代に力を入れたこと(=ガクチカ)があれば伝えるようにしましょう。
趣味や特技、性格、ガクチカはあなた自身のアイデンティティを面接官に認識してもらう上で、重要な項目になります。例文としては下記の文章を参考にしてみてください。
大学時代は、〇〇部に所属し、部長としてチームをまとめ、大会で優勝に導いた経験があります。この経験を通して、目標達成のために努力を惜しまないことと、チームワークの大切さを学びました。 |
ガクチカがなければ、趣味や特技、性格で問題ありません。どちらにしても自己紹介ののちにある自己PRでも同様の内容を話すので、要約して話せるようにしましょう。
内容③|面接への意気込み ・志望動機
自己紹介の最後には、意気込みや志望動機を伝えるようにしましょう。主に下記の2点をおさえるようにしましょう。
- 面接を受ける企業で魅力に思ったこと
- 面接を受ける企業に入ってやりたいこと
面接への意気込みは、面接官のあなたへの評価に影響する部分です。しっかり感情を込めて伝えるようにしましょう。
御社を志望した理由は、〇〇です。特に、〇〇という事業に携わりたいと考えております。 これまでの経験を活かし、御社で貢献していきたいと思っております。 よろしくお願いいたします。 |
また、この部分に関しては自己分析を事前にしていないと、筋の通らないものになります(自己分析の記事はこちら)。
自己紹介を1分で完結させるコツ
自己紹介を1分で完結させるコツとしては主に下記の3ポイントです。
- コツ①|とにかく事前に繰り返し練習する
- コツ②|強調したいポイントを3つに絞る
- コツ③|200文字から300文字程度をイメージする
それぞれ詳細に解説していきます。
コツ①|とにかく事前に繰り返し練習する
自己紹介は、練習によって大きく改善できる部分です。練習を重ねて、言葉を選ぶ時間を減らし、スムーズに話せるようにしましょう。
また、練習することで自信を持って話せるようになり、緊張せずに面接に臨むことができます。実際にタイマーを使って1分間の中で話す練習をし、簡潔かつ印象に残るように磨き上げていきましょう。
コツ②|強調したいポイントを3つに絞る
自己紹介の際は、伝えたい情報が多すぎると聞き手にとっては理解しにくくなります。そのため、特に重要だと思うポイントを3つに絞り込み、それらを中心に話を構成すると良いでしょう。
重要と思うポイントは、自分が最も伝えたいと思っているのある部分であるべきです。例えば、下記のポイントを伝えたいのであれば、その部分の情報量を多くしても良いでしょう。
- ガクチカ
- 志望動機
- 会社に入ってからやりたいこと
これにより、メッセージが明確になり、記憶に残りやすくなります。
コツ③|200文字から300文字程度をイメージする
1分間で話す際の文字数を200文字から300文字程度に制限することも効果的です。この文字数は、一般的に人が1分間に話すことができる量に相当します。
自己紹介を事前に書き出してみて、この文字数に収まるよう調整しましょう。簡潔に自分のことを表現する訓練にもなります。
複数のパターンを用意しておこう
自己紹介と一口にいっても、面接形式や面接官が自己紹介を促す言葉によって内容が微妙に変わります。緊張した状態で話す自己紹介は、できるだけ詰まらないで答えたいところなので、事前に複数のパターンを用意しておきましょう。
筆者は以下の3パターンを用意していました。
- 大人数での集団面接用の短めのもの(20秒)
- 二人もしくは個人面接用の少し長めのもの(40秒)
- 個人面接で1分程度の長めに話すことを求められた時用のもの(1分)
それぞれ話した内容は以下のとおりです。
- 名前、所属、ひとこと
- 名前、所属、大学で勉強したこと、ひとこと
- 名前、所属、サークル、その役職とそれに関連させた自分の強み、ひとこと
最後のひとことは何か良さそうなものが思いつけばよいですが、特にない場合は「まだ緊張しておりますが、本日はよろしくお願いいたします。」のように無難に済ませてしまってもよいかと思います。(筆者は企業に合わせて用意していました。)
サークルの話題の代わりにバイトやボランティアなど、自分が話しやすい内容やその後の面接で使うエピソードの前振りになるような内容を話すのがよいと思います。間違っても面接官から突っ込まれて返答に困るような複雑な内容のものは避けましょう。
また、面接官から質問されそうな箇所にどうしても触れなくてはならない場合は、必ずその返答も含めて練習しておきましょう。
おわりに
自己紹介はアイスブレイク的な役割がそのメインとなりますので、緊張せずスラスラ話せるようにしましょう。
またその際に、話の内容だけでなく、話す声の大きさや速さ、抑揚にも気を配ってください。自己紹介は面接の冒頭にあり、面接官にとってその後の評価の基準になります。
自分が話しやすく、かつ相手も聞き取りやすいように練習しておくということを意識しましょう。面接の入り口である自己紹介に自信を持って答え、その後の質問で自分のペースを掴めるように、万全の対策をしてくださいね。
株式会社ジェイック
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