※本記事は2018年に書かれた内容になっています。
企業研究をしたり、エントリーシートやインターンシップの日程を見てみたり、「そもそも自分がどんな仕事に就きたいか決まっていない…」なんてこともあって、悩みは尽きないですよね。
就活は様々な情報を頼りに、どれだけ万全な準備ができたかどうかが大切です。
今回は、就活を有利に進めることができるように、準備を開始するタイミングと、やっておくべき4つのことについて紹介します。
就活の準備はいつから始める?
実際に就職活動が始まるのはいつからでしょうか?
前提として、「面接開始の時期」は、この3年で3回も変わっています。(4月⇒8月⇒6月)倫理憲章がころころ変わるため、参加企業も「こんなものを守るのは馬鹿げている」と判断し、倫理憲章を破り、6月よりも前に選考を開始しています。面接開始は6月からだということを真に受けてしまうと、痛い目に合ってしまうので気をつけましょう。
まず、面接の前にエントリーシートの提出をすることになりますが、大学3年生の3月下旬から4月下旬の頃には提出が集中してしまいます。
つまり、それまでに志望する業界や企業を決めておかなければいけない、ということです。
ですので、大学3年生の5月から6月頃に自己分析と、どのような業界があるのか研究を始めておいたり、実際に就活中の先輩から参考にできる生の声を聞いておくとよいでしょう。
その時期から始めておくことで、余裕を持ってサマーインターンの準備に取り組むことができ、就活を有利に進めることができます。
就活が本格的に始まる前にやっておきたい4つのこと
まずは就活サイトに登録する
就活を始めるに当たってまず第一歩となるのが就活サイトへの登録です。
就活サイトに登録すると、企業情報を得ることができるのはもちろんのこと、どんな業界があるのかまで見ることができます。
サイトによってはエントリーシート添削や面接に関するコラムなど、企業情報以外にも役に立つ情報が手に入りますので有効に活用していきましょう。
マイナビやリクナビなど大手もありますが、その業界に特化している就活サイトもあるため、サイト選びも重要になってくると思われます。
自己分析をする
自己分析を行うことで就活のスピード感や質が変わってきます。
自己分析で自分の過去のエピソードを振り返ることで、自分がどのような職に適正があるのか知ることができます。また、将来のキャリアビジョンを明確にすることもできるので、どのような企業を選べばよいのか自分自身で知ることができるのです。
インターンシップに参加
自己分析後、志望する業界が明確に決まったなら夏休みや冬休みにインターンに積極的に参加しましょう。
業界によってはインターンに参加することで特別な選考に進めることができ、早い段階で内定をもらえることがあるため、大変有利になります。
直接の内定に繋がらなくても直接業界に触れてみたり、参加している他の学生と就活に関する情報交換ができたり、自己PRや志望動機を書く際の話題になったりするなど、よい点がたくさんあります。
また、選考を進めていく上で、面接やグループディスカッションといった関門が待ち構えています。これらは、本選考でも必ず通らなければならないものであるため、インターンの選考過程での実践経験を通して、練習をすることができるので参加することをオススメします。
筆記試験の準備
書類選考や面接に進む前に筆記試験を実施している企業も少なくありません。大量にいる志望者を筆記試験で振るい落としてある程度の人数に絞られます。そのため、筆記試験対策も、就活の準備においては大切です。
筆記試験といっても「SPI」「テストセンター」「CAB」「GAB」「TG-Web」などいろいろな形式があります。志望企業は、どのような形式の試験を課しているのかを調べておきましょう。その形式に合わせて筆記試験対策を行なうと効率的です。形式が異なると、問題の内容も大きく異なることがありますので、違う形式の試験対策をしていては時間の浪費ということになりかねません。
先に取り上げたOB・OG訪問の際にどんな筆記試験対策が効果的だったか、問題を解くコツはないか、聞いてみることもできるでしょう。
3月の採用広報解禁後は、筆記試験の準備をする時間をあまり取れなくなります。しかも、記事の前半で触れた通り、6月よりも前に選考を開始する企業もあり、その場合はなおさら時間がありません。就活生は採用広報解禁の1か月前~2か月前には勉強を始めるようにして下さい。
なぜやっておくべきなのか
就活が本格的に始まる頃には何をするにも時間が少なく、余裕がない状態が続きます。ゆっくり企業や業界の選択をしている時間も全くないのです。
大学3年生の3月に入るまでに業界を決めておかないと、エントリーしようと思ったときには締め切りになっていて応募すらできない…という状態になってしまいます。また、応募の前段階であるエントリーシートの作成にも追われてしまいます。
就活にはスピード感と情報量が必要になってくるため、早い段階で始めて少しでも余裕を持って行動できるようにすることがとても大切です。
先輩の声
就職活動をいつ始めるかについて悩んでいる方は一度思い出してください。受験勉強や部活動でいつから始めるべきか悩みましたか?当たり前ですが、早くから始めた方が良いに決まっています。ですので、今日からできることはないか探してみるのも手ですよ。
就活生におすすめの本
▶伊賀泰代『採用基準』
おわりに
いかがでしたか。就活の始める時期の悩みは解消されましたでしょうか?
本格的に就活が始まる前に行動をすることで、自分自身がやるべきことやビジョンが明確になるため、応募の段階で、ある程度の企業の絞り込みができるなど、有利な状況にできると思います。
早めの準備でほかの就活生に差をつけていきましょう!
早めに行動を始めて就活を有利に円滑に進めていきましょう!