髪型は顔全体の印象に影響を与える大切なパーツです。特に女性の場合は、ロングやショート、前髪をどうするか？等で髪型のバリエーションが多くなる傾向があります。数ある髪型の中で面接官に好印象を持ってもらえるのはどんな髪型でしょうか？
そこでこの記事では、就職活動中の学生や転職中の女性に向けて、面接官に好印象を与える髪型についてご紹介します。志望企業の面接に臨む前に、就活中の身だしなみの基本を押さえておきましょう。
面接時の髪型で重要なポイント
面接中の髪型をどれするにせよ、からならず押さえておくべきポイントがあります。まずは下記のポイントを最低限おさえるようにしましょう。
- ポイント①｜眉を見せて豊かな表情を演出
- ポイント②｜細眉・薄眉ではなくノーマルな眉の太さにする
- ポイント③｜耳を出すようにする
- ポイント④｜面接の基本は黒髪
それでは以下で詳細に解説していきます。
ポイント①｜眉を見せて豊かな表情を演出
就職活動の面接では、短時間で自分をどんな人物かアピールする必要があります。そのようなとき、言葉と同じくらい大切にしたいものが、顔の表情です。面接官は、就活生の発言内容とともに、面接中の表情を見ています。豊かに感情表現ができる方は、相手に安心感を与え、面接でも好印象を与えられるといえるでしょう。
そんな表情をより良く伝えるために大切なことが、眉を見せるヘアスタイルにすることです。前髪は眉毛や目にかからないように短くカットしておくか、額を出すようにまとめておきましょう。このように額を出すことで、より清潔感のある印象を作ることができます。
眉を見せるスタイリングとしては、以下の方法があります。
- 前髪を斜めに流す方法
- 中央から分けて両脇に流す方法
- オールバックにする方法
その際は、ヘアピンやナチュラルな仕上がりのワックスを使用して、髪の毛をきれいにまとめてください。
ポイント②｜細眉・薄眉ではなくノーマルな眉の太さ
眉毛が細すぎたり色が薄すぎたりすると、相手に不真面目な印象を与えたり、悪目立ちをしたりすることがあります。また、眉毛があまりに細いと左右対称に整えるのが難しくなるため、メイクで失敗しやすくなるでしょう。眉毛を完全にそってしまうのも、不自然な仕上がりになるため、就職活動中は避けてください。
ファッションとして細眉や薄眉の人気が高まる時期もありますが、面接官が流行に理解があるかは不透明なため、就職活動中はあくまで自然な眉毛の形を意識すると無難です。面接官に好印象を与えるためには、ややキリッとした、ほどよく太さのある状態に整えましょう。
ポイント③｜耳を出すようにする
面接の髪型では、前髪やサイドの髪を耳にかけて、耳を出すようにしましょう。肌色の面積が増えることで顔全体が明るく見え、さらに清潔感がある印象になります。このとき、耳にかけた髪が動いても落ちてこないように、ヘアピンでまとめたりゴムで結んだりしてください。
女性のヘアスタイルには、顔の形をカバーするために、あえて前髪やサイドの髪で輪郭を隠すものがあります。しかし、顔を隠す髪型は面接という場に適していません。明るく清潔感のある印象にするためにも、はっきりと顔を見せるようにしましょう。
ポイント④｜面接の基本は黒髪
面接官に好印象を与えたいとき、選ぶべき女性の髪色は、黒です。日本人にもっとも多く見られる黒髪には、誠実で真面目な印象を与えるというメリットがあります。短時間で自己アピールをする面接においては、髪色の選択も考慮に入れておきましょう。就職活動前に髪の毛を明るく染めている方は、基本的に元通りの黒髪に染め直すと無難です。
明るい茶髪をはじめとした奇抜な髪色は、就職活動中の他の学生さんと並んだとき、悪目立ちしてしまいます。また、明るい髪色はよりダメージが目立ちやすいため、清潔感が損なわれる点もデメリットです。きちんとお手入れされた、きれいなヘアスタイルで面接に挑んでください。
【髪の長さ別】面接時に好印象を残せる髪型
面接官に好印象を残せる髪型の王道として下記の4つがあげられます。
- 髪型①｜ショート
- 髪型②｜ボブ
- 髪型③｜ミディアム
- 髪型④｜ロング
これらは、無難に面接官に好印象を与えることのできる髪型です。またそれぞれの髪型で清潔感を演出するためのノウハウがあります。そのノウハウについて以下では解説していきます。
髪型①｜ショート
ショートヘアは清潔感と活動的なイメージを演出しやすく、ビジネスシーンにおいて好印象な髪型の一つです。また、面接ではサイドの髪は、耳にかけるか後ろに流すのがおすすめです。
前髪がある場合は横に流すかピンで留めるようにしましょう。もちろん、服装は清潔感のあるものにして、自信を持って面接に臨むようにしましょう。
髪型②｜ボブ
ボブは、顔周りを明るく見せる髪型で、清潔感と爽やかさを演出することができます。
ボブの髪色は暗めの自然な色にしましょう。毛先は整えて、ぱさついた印象にならないようにすることで清潔感を出すことができます。
また、ある程度ワックスなどでスタイリングし清潔感のある状態で臨みましょう。オフィス向けのヘアアクセサリーを使用したり、毛先を軽くカールさせるのも良いでしょう。
髪型③｜ミディアム
ミディアムヘアは、自然な流れを生かしながら、端正な印象を与えることができます。また長さもあるのでアレンジしやすいのが特徴です。
面接時には、髪を軽く後ろにまとめて、顔周りをスッキリと見せるのがおすすめです。ハーフアップやポニーテールなどにして髪をまとめるのが良いでしょう。
髪型④｜ロング
ロングヘアは女性らしさを最大限に生かせる髪型ですが、面接では髪が顔を覆ったり、乱れたりしないように注意が必要です。
髪を下ろしたままでは、乱れやすく清潔感に欠ける印象を与えてしまう可能性があります。さらに、必ず髪をまとめ、後ろでひとつに結ぶ、編み込みをするなど、すっきりとした印象を与えるように努めましょう。
面接官からの印象が悪いNGな髪型
続いて、面接官からの印象を悪くする髪型について解説していきます。
- NG①｜清潔感がなく手入れ不足な髪型
- NG②｜派手な髪型
- NG③｜凝った髪型
- NG④｜ポニーテール
就活において、おさえるべきポイントをしっかりおさえた上で、NGな要素はなるべく排除すべきです。それぞれ髪型におけるNGポイントについて解説していきます。
NG①｜清潔感がなく手入れ不足な髪型
髪が乱れていたり、明らかに手入れがされていない髪型は清潔感がなく見えてしまいます。さらに、自信がないようにも見えて面接官からの評判が良いとは言えないでしょう。
面接において清潔感は最も重要な要素です。髪が脂っぽかったり、フケが目立つような状態は避けましょう。面接前には、髪をきちんと洗い、整髪料を使って整えることが重要です。
NG②｜派手な髪型
過度に派手な髪色や過剰なアクセサリーは、TPOをわきまえられない人間として見られてしまうでしょう。
特に礼儀やマナーに厳しい保守的な業界では、落ち着いた髪色とシンプルなスタイリングが好まれます。業界によって面接時は、自然な髪色を選び、アクセサリーも最小限に抑えましょう。
NG③｜凝った髪型
面接では、過度に複雑で時間をかけた髪型は避けましょう。イメージとして成人式のような髪型はNGです。
ただ、金融等の保守的な業界では凝った髪型は完全にNGですが、アパレル業界等のアーティスティックな業界に関しては、企業ごとのカルチャーを見て判断するようにしましょう。
NG④｜ポニーテール
ポニーテール自体が必ずしもNGというわけではありません。ただ、面接の際には注意が必要です。特に高い位置で結んだポニーテールは、面接官に違和感を感じさせてしまいます。
もしポニーテールを選ぶなら、低めの位置で結び、髪が顔周りを邪魔しないように整えることが重要です。ただし、業界や職種によっては、よりフォーマルなヘアスタイルが求められる場合もあるため、面接の際は企業の文化を考慮することが大切です。
おわりに
今回は就職活動の面接において、好印象を与えるための女性の身だしなみについてご紹介しました。
表情を伝えやすく明るい印象を作るために、前髪は眉毛が見えるように整え、さらにサイドの髪を耳にかけましょう。また、細眉や薄眉、明るすぎる髪色は避けたほうが無難です。
就活生として適切な身だしなみで、志望企業の選考に挑んでください。
