企業研究に役立つSWOT分析!分析手法と使い方を解説

2018.01.23企業研究・業界研究
企業研究に役立つSWOT分析!分析手法と使い方を解説

就職活動における自己分析や企業研究がなかなか進まず、時間ばかり過ぎていくという方も少なくありません。就活対策本やWebサイトに目を通しても、情報が多すぎて、うんざりしてしまう方も多いでしょう。

最近はシンプルな分析フレームワーク「SWOT分析」を、自己分析や企業研究に活用する就活生が増えています。そこで今回は、SWOT分析の概要や具体的な活用のポイントについてご紹介します。

SWOT分析とは

SWOT分析とは

SWOT分析とは、「Strength(強み)」「Weakness(弱み)」「Opportunity(機会)」「Threat(脅威)」の4要素から、企業の現状を把握する手法です。自社の状況を明確にすることで、新しいマーケティング戦略や事業戦略を策定するための方法として、用いられています。

基本的には、企業が自社を客観視して有効な戦略を打ち出すために用いる方法ですが、就活生が企業研究や自己分析を効率的に進めるための手段としても、活用されることが多いようです。

SWOT分析の使い方

SWOT分析の使い方

SWOT分析では、対象における上述の4要素を明らかにします。その上で状況を打開する、もしくは成功を最大化させる戦略を打ち立てることが狙いです。SWOT分析の実践方法には、以下のようなポイントがあります。

内部環境と外部環境

4要素はそれぞれ、能動的な努力で変えられる「内部環境」と、努力で変えようがない「外部環境」に分けられます。「強み」「弱み」が内部環境であり、「機会」「脅威」が外部環境です。それに加えて、「強み」「機会」は好影響をもたらす要素、「弱み」「脅威」は悪影響をもたらす要素として考えます。

外部環境の分析から始める

SWOT分析は、外部環境の分析からスタートさせます。外部のポジティブに作用する要素、ネガティブに作用する要素を洗い出し、自社を取り巻く状況を明確にします。

内部環境分析は客観性を意識

内部環境に分類される「強み」「弱み」は、ともすれば客観性のない分析結果を出してしまいがちです。有効な戦略策定を目的とする以上、主観的な結果が得られても意味がありません。客観性を意識し、データやエビデンスに基づく分析を行うことが大切です。

各要素を組み合わせて考える

4要素を明らかにすることは、単に情報収集が完了した段階に過ぎません。有効な戦略策定のためには、「強みによって機会を得る方法」「強みによって脅威を打ち消す方法」「弱みを改善して機会を獲得する方法」「弱みを持っていることによって起こる最悪のケースを避ける方法」など、4要素を組み合わせて考えます。

自己分析や企業研究にも役立つ「SWOT分析」

ビジネスシーンで用いられることが多いSWOT分析ですが、就活生にとっても無縁の手法ではありません。SWOT分析の考え方は、就職活動において必須の自己分析や企業研究にも役立ちます。

分析対象を企業から自分に置き換えれば、自分が警戒するべき事態や、課題が明らかになります。分析から分かったことをテキスト化し、いつでも見返せるようにしておくと便利です。

志望している企業を対象にSWOT分析を行えば、その企業の将来性を推し量ることができます。企業の一員となった自分を想定し、4要素を分析してみましょう。志望企業の判断を今一度見つめ直すきっかけになると同時に、面接で話す良い材料となるでしょう。

おわりに

ビジネスシーンで活用されている手法やコンセプトの中には、就職活動にも役立つものがあります。今回ご紹介したSWOT分析もその1つです。

SWOT分析は、自分と志望企業に関して4つの要素を明らかにするというシンプルな方法ながら、就職活動を進める上での有効なヒントを提供してくれます。企業研究や自己分析が進まない方は、SWOT分析から始めてみてはいかがでしょうか。

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