運送業界の実態は?就職後の仕事内容やキャリアプランを紹介

2018.03.23企業研究・業界研究
運送業界の実態は?就職後の仕事内容やキャリアプランを紹介

※本記事は2018年に書かれた内容になっています。

ネットショッピングが急激に発展したことにより、より多くの方にサービスを利用される機会が増えた運送業界

こちらでは、そんな運送業界の仕事内容やキャリアプランなど、気になる実態についてご紹介します。就職後にはどのような働き方になるのか、就職活動の業界研究としてぜひ参考にしてみてください。

運送業界の仕事内容

運送業界の仕事内容

運送業界の仕事内容は、職種によって多岐にわたります。ここでは、それぞれの職種の仕事内容についてお伝えします。

ドライバー

トラックを運転し、顧客へ荷物を配達する仕事です。

トラックの規模によっては、中型自動車免許や大型自動車免許が必要となります。場合によっては、長距離運転を担当することもあるため、体力と運転技術が求められるでしょう。

配車業務

所属するドライバーに、配送の仕事を割り振ります。誰にどの荷物を運ばせて、どのような道を使うのか管理することも、配車業務の仕事です。

道路の混雑状況などの知識が求められ、また各ドライバーとのコミュニケーションも必要となります。

倉庫業務

倉庫業務とは、荷物の入庫・保管・出庫を担当する仕事です。

預かった荷物を倉庫から出し入れするにあたり、倉庫内の状況を確認したり、伝票処理を行ったりします。また、倉庫の作業員のシフト管理をすることもあります。

営業

運送業界の営業は、クライアントとの連携や交渉といった役割を担っています。

他の業界のように、新規の顧客を獲得する役割というより、既存の顧客の対応を行うことが比較的多いでしょう。運賃の交渉やクレーム処理も、営業の仕事です。

情報システム

業務効率をアップさせるため、IT技術を活用したシステムを開発したり、管理したり保守を行ったりする仕事です。また、最近では、機密情報漏えいを防ぐため対策なども重要となるでしょう。また、社内のヘルプデスクとして、社員からの問い合わせに対応する役割を担うこともあります。

キャリアプランについて

キャリアプランについて

運送業界では、業務経験を積むうちに別の職種への移動を繰り返し、多種多様な仕事をこなすというキャリアプランが珍しくありません。

例えば、入社してからトラックドライバーとしての経験を積み、その後はトラックの配車業務を担当し、最終的には営業所の所長を務めるというキャリアがその一例です。

他にも、入社してから倉庫業務で経験を積み、その後は事務職を担当し、倉庫責任者を務めるというキャリアもあります。

その人の適正に応じて、多種多様なキャリアの可能性が広がっているのが、業界全体としての特徴です。

運送業界の勤務形態

運送業界の勤務形態について、ドライバーなどの職種によっては、日勤だけでなく夜間や深夜の勤務となることがあります。また、企業によって程度は異なりますが、早出や残業が発生することも珍しくないようです。

休暇はシフト制で、必ずしも土日祝日が休暇とは限りません。

職種によって勤務形態が異なりますが、一般的な企業とは異なる時間帯、および曜日の勤務形態となることを、念頭に置いておきましょう。

給与について

国税庁から発表された、平成28年分の「業種別および給与階級別の給与所得者数・給与額」によると、運輸業および郵便業の平均年収は約400万円となっています。

こちらの数値は、他の業界と比較してやや低いといえるでしょう。

しかし、昨今ではネットショッピングの利用者の増加から、人手不足が叫ばれる運送業界の労働環境にも注目が集まりつつあります。今後、給与体系の見直しが検討されるなど、大手企業を中心として大きな動きがあることが予想される状況です。

おわりに

運送業界の仕事内容や、キャリアプランについてご紹介しました。

2020年には業界全体でドライバー不足が約10万人不足すると予測されているほど、業界的に人手不足の運送業界。その労働環境は、徐々にではありますが見直されつつあります。

運送業界は、体力的にも待遇面でも決して十分とはいえない業界ですが、特殊な勤務形態や専門性の高い仕事内容から、今もなお多くの就活生から選ばれている業界です。

業界研究で理解を深めて、今後の就職活動にお役立てください。

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