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【新卒向け】逆質問で差がつく!面接官に刺さる質問例20選とNG例も解説

面接対策
【新卒向け】逆質問で差がつく!面接官に刺さる質問例20選とNG例も解説

面接の最後に聞かれる「何か質問はありますか?」という一言の“逆質問”にどう答えるか、悩んだことはありませんか。

逆質問を上手に使えば、企業への理解度や志望度、そしてコミュニケーション力までも伝えることができます。

逆に、質問の内容によっては「この学生は準備不足だな」と思われてしまうこともあるでしょう。

この記事では、新卒就活生が一次・二次・最終面接それぞれの場面で使える逆質問例を厳選して紹介します。

あわせて、面接官の意図やNG質問の特徴もわかりやすく解説します。

これを読み、逆質問のポイントを押さえることで、自信を持って回答できるようになります。

面接で逆質問を聞かれる理由とは?

面接で逆質問を聞かれる理由とは?

面接で逆質問を聞かれる理由は、応募者の意欲や企業理解の深さを測るためです。

逆質問の有無により、受け身で面接を受けているのではなく、将来や仕事に対して主体的に考えているかを確認しています。

また、逆質問を通じて応募者が企業文化や働き方とマッチするかも判断されます。

ここでは、逆質問の際に面接官が見ているポイントや、逆質問が印象を左右する理由を解説します。

逆質問も採用の評価に関与する重要な項目ですので、必須ではないからと流さないようにしましょう。

▼ここで紹介する内容
  • 面接官が逆質問を通して見ているポイント
  • 逆質問が印象を左右する理由

面接官が逆質問を通して見ているポイント

面接官は逆質問を通して、応募者の意欲や価値観の一致度を見ています。

なぜなら、逆質問は単なる疑問解消の場ではなく、応募者が企業や仕事にどれだけ関心を持っているかが現れるからです。

例えば、「入社後の最初に任される仕事内容は?」という質問をした場合、実際に働くイメージをしていることから、志望度が高いとアピールできます。

また、業界や会社について深掘りする質問は、事前の準備やリサーチ力を測る手がかりにもなります。

逆質問は、応募者の人柄や考え方、企業との相性までも判断される重要な時間です。

逆質問は必須ではありませんが、合否に影響する評価項目のひとつですので、逆質問を行わないのは損です。

逆質問が印象を左右する理由

逆質問は、応募者の姿勢や価値観を直接的に伝える場であるため、印象を大きく左右します。

面接官は、単に質問の内容だけでなく、どんな視点で質問を選び、どのような意図で質問をしたかを見ています。

例えば、「御社で活躍する人の共通点は何ですか?」という質問は、前向きに成長したいという意欲が感じられ、ポジティブな印象を与えます。

調べればすぐに分かるような質問ばかりだと、準備不足や関心の低さを疑われてしまいます。

逆質問は応募者の思考力や企業理解の深さが伝わる重要な場面であり、印象を大きく左右する要素のひとつですので、目的意識を持った質問を心掛けましょう。

逆質問を成功させる3つのコツ

逆質問を成功させる3つのコツ

逆質問といっても、ただ質問をするのではなく、アピールの場であることを意識しましょう。

ここでは効果的な逆質問をするためのコツを3点に絞って紹介します。

例文も一緒に紹介するので、逆質問に悩んでいる方は、参考にしてください。

▼逆質問を成功させるコツ3つ
  • 企業研究を深めて質問に活かす
  • 「面接官しか知らないこと」を意識する
  • 逆質問は自己PRの延長と考える

企業研究を深めて質問に活かす

逆質問を成功させるには、事前の企業研究を活かすことが大切です。

なぜなら、調べた内容を踏まえた質問は「この会社のためにしっかり準備してきた」という印象を与えるからです。

たとえば、ホームページに掲載されている内容をもとに、さらに深く掘り下げるような質問をすれば、熱意と主体性のアピールにもつながります。

【例文】御社の〇〇という取り組みを拝見しましたが、今後さらに注力していく分野はありますか?

  「面接官しか知らないこと」を意識する

逆質問では、面接官だからこそ答えられる内容を意識することが成功の鍵です。

なぜなら、求人情報や公式サイトに書いてあるような質問は準備不足に見える一方、面接官の経験や視点を求める質問は「話せる相手をきちんと見ている」と伝わるからです。

その場にいる面接官の立場や経験に基づいた質問をすることで、双方向のコミュニケーションが生まれ、印象にも残りやすくなります。

「今ここでしか聞けないこと」を聞く姿勢が、逆質問をレベルアップさせます。

【例文】面接官ご自身が、働く中で最もやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?

逆質問は自己PRの延長と考える

逆質問はただの疑問解消の時間ではなく、自己PRの一部と捉えるべきです。

なぜなら、質問の内容や背景から「どんなことに興味があり、どんな強みを活かしたいのか」が自然と伝わるからです。

たとえば、自分が得意なスキルに関する質問をすれば、「そのスキルを活かして活躍したい」という意志をアピールできます。

【例文】私は〇〇の経験がありますが、そのスキルを活かして活躍している方はどのような仕事を任されていますか?

一次面接で使える!基本の逆質問例7選

一次面接で使える!基本の逆質問例7選

ここで紹介する7つの例文には、共通して「入社後の具体的なイメージを深めるための質問であること」という特徴が当てはまります。

どの質問も、具体的でポジティブな印象を与えられる、一次面接という初期接点で求められる逆質問の理想形になっています。

質問の例と合わせて、なぜその質問が良いのかという意図と注意点、NGになりがちな質問まで解説します。

一次面接前で、逆質問に悩んでいる方必見の内容です。

▼ここで紹介する逆質問7つ
  • 例①:入社後、最初に任される仕事にはどのようなものがありますか?
  • 例②:新人が早く職場に馴染むために大切なことは何ですか?
  • 例③:面接官ご自身が、入社前と入社後で感じたギャップがもしあれば、教えてください。
  • 例④:御社で活躍している新入社員の共通点を教えていただけますか?
  • 例⑤:新人研修ではどのようなことを学びますか?
  • 例⑥:配属後の1日のスケジュール例を教えていただけますか?
  • 例⑦:今後、さらに強化していきたい事業や取り組みはありますか?

例①:入社後、最初に任される仕事にはどのようなものがありますか?

この質問は「実際に働くイメージをしっかり持とうとしている」ことを伝えられます

仕事内容への理解を深めたい姿勢は、志望度の高さを裏付ける重要な要素になります。

項目内容
意図仕事内容への理解を深めようとする姿勢が伝わり、入社後の働き方を具体的にイメージしていることをアピール。
注意点いきなり聞くと受け身に見えるので、「どんな仕事でもチャレンジしたいと思っていますが…」と前置きすると好印象。
NGになりがちな質問「配属はどこになりますか?」→希望部署に執着しているように見え、柔軟性に欠ける。

例②:新人が早く職場に馴染むために大切なことは何ですか?

職場の人間関係や文化にしっかり適応したいという姿勢が表れていて、協調性や柔軟性をアピールできます。

「ただ成果だけでなく、周囲と良い関係を築くことも大切にする」と感じられ、チームに迎え入れやすい印象も与えられる効果的な質問です。

項目内容
意図チームに適応する姿勢や人間関係を円滑にしたい気持ちが伝わり、協調性や学びへの前向きな意欲を示せる。
注意点「人間関係が不安で…」というネガティブな雰囲気で聞くのではなく、前向きなトーンで聞く。
NGになりがちな質問「人間関係ってギスギスしてないですか?」→不安ベースで聞くとマイナス評価になりがち。

例③:面接官ご自身が、入社前と入社後で感じたギャップがもしあれば、教えてください。

この質問からは、入社後のリアルな姿を知りたいという意欲が伝わり、ミスマッチを避けたい誠実な姿勢を印象づけられます。

実際の様子を聞くことで、表面的な志望動機ではないことのアピールにもなります。

項目内容
意図リアルな職場の様子や価値観の違いを知る姿勢が伝わり、ミスマッチを避けようとする意識が好印象につながる。
注意点ギャップがある前提で聞くと少し否定的に聞こえるので、「もしあれば」というワンクッションを入れると柔らかい。
NGになりがちな質問「入社して嫌だったことありますか?」→否定的な印象を与えかねず、場の空気も重くなる。

例④:御社で活躍している新入社員の共通点を教えていただけますか?

自分も活躍したいという強い意志があり、そのために必要な資質や行動を学びたいという成長意欲が伝わる質問です。

「ただ入社したいだけではなく、成果を出したいと本気で考えている」とポジティブな評価につながりやすいです。

入社後も真剣に活躍したいと考えている、会社に合う人材かどうかを丁寧に見極めているという印象も伝わるので、意識が高く志望度も高いと面接官に好印象を与えられます。

項目内容
意図成長意欲があり、自分も同じように努力したいという意志を自然に伝えることができる。
注意点「出世するにはどうしたらいいですか?」という功利的な表現にならないように注意。
NGになりがちな質問「出世するにはどうすればいいですか?」→お金や地位への執着に見えてしまう。

例⑤:新人研修ではどのようなことを学びますか?

入社後の成長をイメージしており、教育制度や学びの機会を前向きに捉えていることが伝わりやすい質問です。

「研修を受けるだけでなく、活かしたいと思っている」と成長意欲と真面目な姿勢を感じてもらいやすくなります。

入社後を見据えた長期的視点があることはもちろん、社風や教育体制への関心もアピールできるので、面接官に好印象を与えられます。

項目内容
意図入社後に何を吸収できるのか知ろうとすることで、成長への前向きな姿勢をアピールできる。
注意点「研修って大変ですか?」など、不安ベースではなく「どんな力が身につくか」を軸に聞くのがコツ。
NGになりがちな質問「研修ってやっぱり大変ですか?」→自信がない、受け身、という印象を与えがち。

例⑥:配属後の1日のスケジュール例を教えていただけますか?

この質問は「働く自分」を具体的にイメージしようとしていることが伝わります。

また、働き方や業務の進め方に理解を深めたいという真剣さも示せます。

また「実際の様子へのギャップにもしっかり備えようとしている」と信頼されやすいです。

項目内容
意図働く自分を具体的にイメージしており、入社後も意欲的に取り組む姿勢が伝わる。
注意点業務内容は職種によって異なるので、「◯◯職の場合は…」と職種を明記して聞くのが丁寧。
NGになりがちな質問「毎日残業ありますか?」→待遇や負担ばかり気にしているように見えてしまう。

例⑦:今後、さらに強化していきたい事業や取り組みはありますか?

企業の成長や方向性に関心があり、自分がどこに貢献できるかを考えている姿勢を伝えられます。

「入社後も変化や挑戦に前向きそう」と、企業との相性を高く評価される質問です。

項目内容
意図企業の未来に関心があり、自分がどう貢献できるか考えている前向きさを示すことができる。
注意点企業研究や業界の動向を把握した上で聞くと、より具体的で信頼感のある質問になる。
NGになりがちな質問「これから伸びる部署はどこですか?」→成長する部署にだけ入りたいという打算的な印象を与えることも。

二次面接で使える!深掘り型逆質問例7選

二次面接で使える!深掘り型逆質問例7選

ここで紹介する二次面接で使える例文7つに共通しているのは、「より深い視点で自分の成長や活躍の仕方を探っている質問であること」です。

一次面接では、「入社後のイメージを具体化する」ことが重要でしたが、二次面接では加えて、「どうすれば成果を出せるか」「どう成長し続けられるか」という観点が重要視されます。

一次面接よりも深い視点で、入社後の活躍を見据えている質問を作成することで、より面接官の印象に残りやすくなります。

▼ここで紹介する逆質問例7つ
  • 例①:これまで多くの新入社員を見てきた中で、成長が早い人とそうでない人の違いは何ですか?
  • 例②:中堅層が直面しやすい壁や乗り越え方について、社内で共有されていることはありますか?
  • 例③:配属後、OJT担当の方とはどのような関わり方になりますか?具体的なサポート体制があれば教えてください。
  • 例④:御社での評価制度では、どのような行動や成果が特に重視されますか?
  • 例⑤:実際にジョブローテーションの可能性はどの程度あり、どういった経緯で決まることが多いですか?
  • 例⑥:社内のメンター制度や二者ミーティングの頻度・内容について教えてください。
  • 例⑦:実際に働く中で、会社の理念やビジョンがどう行動に反映されていると感じますか?

例①:これまで多くの新入社員を見てきた中で、成長が早い人とそうでない人の違いは何ですか?

こちらの質問では、入社後に「自分も早く力をつけたい」という前向きなアピールができます。

入社後の成長意欲を面接官に示すことで、採用後の活躍を見込んで内定に近づける効果的な質問です。

項目内容
意図職場で求められる行動やマインドを知ることで、成長意欲が伝えられる。
注意点「成長できる自信がなくて不安で…」という聞き方だとマイナス印象。ポジティブな姿勢で聞くのがコツ。
NGになりがちな質問「自分に向いてるか分からなくて不安です」→自信のなさやネガティブさが前面に出てしまう。

例②:中堅層が直面しやすい壁や乗り越え方について、社内で共有されていることはありますか?

こちらの質問では、中堅層の話題を出すことで、長く務める前提で就職を考えていることを採用担当者にアピールできます。

また、「学び続ける姿勢」や「社内文化への関心」を持っていると評価されやすいです。

項目内容
意図中長期的に働くビジョンがあることを伝えられる。
注意点「失敗が怖い」ではなく「その壁を自分も越えたいから知りたい」というスタンスで聞くことで前向きな印象を与える。
NGになりがちな質問「失敗した人はどうなりますか?」→委縮しているように聞こえ、ネガティブな印象を与える。

例③:配属後、OJT担当の方とはどのような関わり方になりますか?具体的なサポート体制があれば教えてください。

この質問からは、入社後の成長意欲をアピールできます。

また、OJT担当者のサポート体制を尋ねることで、手取り足取り面倒を見てほしいのではなく、連携して自主性を持って成長したいといったニュアンスで伝えられます。

項目内容
意図連携して成長したいという姿勢が自然に伝わる。
注意点「ちゃんと見てくれるか不安で…」ではなく「連携して学びたい」前向きなニュアンスで聞く。
NGになりがちな質問「面倒を見てもらえますか?」→依存的に聞こえがちで、成長への主体性が薄れて見える。

例④:御社での評価制度では、どのような行動や成果が特に重視されますか?

この質問では、自分の頑張りを適切に適切に伝えたい、認められたいという意識を前向きにアピールできます。

評価軸を聞いているだけのように見えますが、入社後の成長意欲があることも提示できる効果的な逆質問です。

項目内容
意図成果だけでなく、プロセス評価も意識していると伝えられる。
注意点「どれだけ昇給できるか」といった損得の話に寄せすぎないよう注意。
NGになりがちな質問「頑張ったら給料上がりますか?」→短期目線に見え、利己的に聞こえてしまう。

例⑤:実際にジョブローテーションの可能性はどの程度あり、どういった経緯で決まることが多いですか?

この質問では、将来的に様々な業務に携わりたいという前向きな姿勢をアピールできます。

また、長期的に働きたいという意思表示にもなる効果的な逆質問です。

項目内容
意図幅広い業務に挑戦したいという意欲を伝えられる。
注意点配属希望の強さを主張しすぎると逆効果。
NGになりがちな質問「希望部署に異動できますか?」→「希望通りでないとイヤ」という印象を与えてしまう。

例⑥:社内のメンター制度や二者ミーティングの頻度・内容について教えてください。

こちらの質問では、「学びの機会を自分から活かしたい」「フィードバックを受けて成長したい」という前向きな成長意欲をアピールできます。

項目内容
意図成長したいという主体性を伝える。
注意点支援制度に依存しているように見せない。
NGになりがちな質問「ちゃんとサポートしてもらえますか?」→受け身で不安が強い人という印象になりかねない。

例⑦:実際に働く中で、会社の理念やビジョンがどう行動に反映されていると感じますか?

この逆質問では、ただ理念について尋ねるのではなく、現場レベルでどう活かされているのかという深い関心があることをアピールできます。

また、具体的な志望企業の理念やビジョンを文頭に置くことで、しっかり企業について調べていることもアピールできるのでおすすめです。

項目内容
意図社員や現場の温度感を聞くことで関心を示す。
注意点抽象的な聞き方にならないよう、「行動としてどう表れるか」など具体性を意識する。
NGになりがちな質問「ビジョンは実際に反映されていますか?」→挑発的・批判的に聞こえるので避ける。

最終面接で使える!経営層への逆質問例6選

最終面接で使える!経営層への逆質問例6選

最終面接時に使える逆質問例文では、「経営層の視座に立った問いかけを通して、志の共感と長期的な関わりを伝えること」が共通して含まれています。

最終面接での逆質問は、単に仕事内容や職場環境を聞くのではなく、会社の存在意義・未来の方向性・人材に対する思想など、より本質的で大きなテーマに踏み込みましょう。

会社の上層部が何を大切にしているのかを学びたいという謙虚な学びの姿勢を示すと同時に、自分がどのような価値を発揮していきたいかという未来志向も伝えることで好印象を与えられます。

▼ここで紹介する逆質問6つ
  • 例①:御社がこの業界・社会の中で果たしたい役割とは、どのようなものだとお考えですか?
  • 例②:長く活躍している社員の方に共通する価値観やマインドがあれば、ぜひ教えてください。
  • 例③:経営層の皆さまが、これまでに大きな決断をされた際に、大切にされてきた判断基準はありますか?
  • 例④:今後、御社が変化や挑戦を求めていく分野・テーマはどこにあるとお考えですか?
  • 例⑤:御社が人を育てるうえで、大切にされている考え方を教えていただけますか?
  • 例⑥:経営層の皆さまから見て、今の学生や若手世代に対して感じている期待や課題があれば教えてください。

例①:御社がこの業界・社会の中で果たしたい役割とは、どのようなものだとお考えですか?

「会社の存在意義=パーパス」を経営者の視点で聞くことで、長期的なビジョンや社会的な立ち位置への関心を伝えられます。

表面的な志望動機ではない、本気度がにじみ出る質問と言えます。

項目内容
意図企業の存在意義や社会的な使命に興味を持ち、自分がどう貢献できるかを真剣に考えている姿勢が伝わる。
注意点「御社の目的は何ですか?」など表現がストレートすぎると浅く聞こえる。敬意と共感を意識する。
NGになりがちな質問「御社が行っている社会貢献は何ですか?」→表面的・他人事のような印象を与える。

例②:長く活躍している社員の方に共通する価値観やマインドがあれば、ぜひ教えてください。

この質問は、「自分もその一員として成長したい」という前向きな姿勢を伝えられます。

経営層は「どんな人が根づいているか」をよく知っているため、価値観のマッチング確認としても有効です。

項目内容
意図「その価値観に自分も共感したい」という気持ちが伝えられる。
注意点「どんな人が評価されますか?」など打算的にならないよう、価値観ベースで聞く。
NGになりがちな質問「出世する人ってどんな人ですか?」→損得勘定に見られる可能性あり。

例③:経営層の皆さまが、これまでに大きな決断をされた際に、大切にされてきた判断基準はありますか?

経営者としての価値観や意思決定の軸に興味を持つ姿勢は、「この会社で学びたい」という尊敬と学習意欲をアピールできます。

また、ビジネスパーソンとしての成長意欲も示せる効果的な質問です。

項目内容
意図経営判断に学ぼうとする姿勢が、成長したい意志を伝えられる。
注意点「経営判断って難しくないですか?」と漠然と聞くと薄くなる。具体的な意図や尊敬の姿勢をセットにする。
NGになりがちな質問「これまでで一番大変だったことは何ですか?」→漠然としすぎて印象に残りにくい。

例④:今後、御社が変化や挑戦を求めていく分野・テーマはどこにあるとお考えですか?

この質問では、「安定志向」だけではなく、「変化の中でも力を発揮したい」という挑戦意欲を伝えられます。

また、経営者が考える未来へのビジョンに自分も乗っていきたい、という意思表示にもなります。

項目内容
意図変化に前向きで、自分もその一翼を担いたいという挑戦心を伝えられる。経営の未来ビジョンと自分の貢献意欲を結びつけられる。
注意点「具体的な事業内容は知らないが聞いてみた」といった印象にならないように、ある程度の企業研究をした上で聞く。
NGになりがちな質問「今の主力事業を中心に展開していく方針ですか?」→変化への柔軟性がないと思われる可能性あり。

例⑤:御社が人を育てるうえで、大切にされている考え方を教えていただけますか?

採用=育成ととらえている会社では、経営者自身が人材方針を語ることが多いです。

この質問をすることでただ雇われたい人」ではなく「共に成長していく人材」という印象を与えられます。

項目内容
意図「育ててもらいたい」という依存ではなく、「育てられる文化の中で成長していきたい」という姿勢が伝わる。人材育成に共感する姿勢は長期的な関わりを示せる。
注意点「しっかり教えてもらえますか?」という聞き方だと受け身感が強くなるので要注意。
NGになりがちな質問「研修制度はしっかり整っていますか?」→設備や制度を気にしているように見えて、成長の姿勢が伝わりにくくなる。

例⑥:経営層の皆さまから見て、今の学生や若手世代に対して感じている期待や課題があれば教えてください。

自分の世代に向けられたリアルな声を聞くことで、素直に吸収しようとする柔軟性を伝えられます。

最終面接では、聞いた後の就活生自身の考えまで見られることがあるので、聞いて終わりにならないよう、自分なりの解釈や意図を伝えることも有効です。

項目内容
意図「自分たちの世代がどう見られているのか」を素直に知り、吸収しようとする柔軟性と謙虚さが伝わる。
注意点自分なりの解釈や意図を伝えたうえで聞くとより良い。
NGになりがちな質問「今の若手はどう見えますか?」→抽象的過ぎて、何を目的に聞いているかが伝わらない。期待や課題というワードを出して、反映しようとする姿勢をアピールする。

やってはいけない逆質問NG例とその理由

やってはいけない逆質問NG例とその理由

逆質問は合否に関係する重要な要素ですので、よりよい逆質問ができる事が望ましいです。

ここでは逆質問を成功させるために、やってはいけない逆質問の例とその理由を3つ紹介します。

▼やってはいけない逆質問3つ
  • NG例①:「休みはちゃんと取れますか?」
  • NG例②:「昇給はどのくらいありますか?」
  • NG例③:「研修はどのくらい大変ですか?」

NG例①:「休みはちゃんと取れますか?」

項目内容
NGな理由待遇や制度だけにフォーカスした聞き方は、「仕事よりも休み重視なのか」と思われやすく、意欲に疑問を持たれるリスクがある。
OK例「メリハリをつけて働く環境づくりに力を入れていると伺いましたが、実際の働き方や、チームでの休暇取得の取り組みについて教えていただけますか?」

NG例②:「昇給はどのくらいありますか?」

項目内容
NGな理由金銭面への関心ばかりが強調されると、長期的な成長意欲が伝わりにくい。
OK例「成果に応じた評価制度があると伺いましたが、どのようなスキルや姿勢が評価につながるのでしょうか?」

NG例③:「研修はどのくらい大変ですか?」

項目内容
NGな理由ネガティブな大変さを心配するような聞き方は、「ついていけるか不安」「受け身でやり過ごしたいのかな」といった印象を与える可能性がある。
不安を持つのは自然ですが、成長への前向きな姿勢を伝えることが大切。
OK例「研修で求められることや、皆さんが乗り越えて成長されているポイントについて教えていただけますか?」

まとめ

まとめ

逆質問は、想像以上に面接の印象を左右する大切な要素です。

一見すると、何か聞いておけばいいと思えるかもしれませんが、実は面接官が「この人と一緒に働きたいと思えるか」を判断する要素でもあります。

本記事では面接で使える逆質問例とNG例、それぞれの意図や注意点まで紹介しました。

多くの就活生が頭を抱える逆質問ですが、この記事を読んだあなたは、効果的な質問の作成ができるようになります。

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