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一次面接では何が聞かれるのか|質問事例20選と面接官が見ているポイントを解説。

面接対策
一次面接を通過するコツは?見られるポイントと質問について解説

一次面接では、自己紹介や志望動機といった基本的な質問に加え、過去の経験や強み、企業への理解度などを問われることが多く、企業側はコミュニケーション能力や論理的思考力、熱意や入社意欲などを総合的に評価します。

具体的には、「学生時代に力を入れたことは何ですか?」「なぜこの会社を志望しましたか?」「あなたの強みは何ですか?」といった質問が頻出します。

これらの質問に的確に答え、自己PRをすることで、企業側に好印象を与えることができるでしょう。そこでこの記事では、一次面接で聞かれる内容について、具体的な質問事例を挙げながら解説していきます。

▼この記事でわかる内容
・一次面接をする企業側の目的
・一次面接の流れ
・一次面接で聞かれる質問事例〇〇選
・一次面接で企業側が見ているポイント

一次面接をする企業側の目的

目的①|応募者のスキルや経験の確認

履歴書やエントリーシートに記載された内容は、あくまで自己申告です。企業は一次面接で、あなたが実際にどのようなスキルや経験を持っているのか、具体的なエピソードを通して確認したいと考えています。

これは、あなたが企業の求める人材像に合致しているかを見極めるためです。また、入社後にどのような業務を任せられるか、どの程度の活躍が期待できるかを判断するための材料にもなります。

目的②|応募者の人柄や価値観の把握

企業は、スキルや経験だけでなく、人柄や価値観も重視しています。なぜなら、企業文化に馴染めるか、チームワークを築けるかといった要素は、長期的な活躍に大きく影響するからです。

一次面接では、あなたの表情や話し方、質問への回答などから、あなたの個性や価値観を理解しようと努めます。また、困難な状況に直面した際の考え方や行動、ストレスへの対処法などを知ることで、あなたがどのような人間関係を築き、どのように仕事に取り組むのかを想定します。

目的③|応募者の志望度や入社意欲の確認

企業は、自社に魅力を感じ、熱意を持って入社してくれる人材を求めています。一次面接では、なぜ自社を志望したのか、どのような仕事に興味があるのか、入社後のキャリアプランなどを聞くことで、あなたの志望度や入社意欲を測ります。

また、企業研究の度合いや、業界・職種への理解度もチェックされます。企業に対する熱意や具体的な質問は、あなたの入社意欲をアピールする絶好の機会です。

一次面接の流れ

一次面接は、企業と就活生の初めての顔合わせとなる場です。緊張するかもしれませんが、事前に流れを把握しておくことで、落ち着いて面接に臨むことができます。ここでは、一般的な一次面接の流れと、各ステップの目的、そしてその背後にある企業側の意図について解説します。

▼一次面接の流れ
・STEP①|アイスブレイク
・STEP②|自己紹介
・STEP③|志望動機
・STEP④|逆質問

STEP①|アイスブレイク

面接の冒頭では、緊張をほぐすためのアイスブレイクが行われることが多いです。「本日はお越しいただきありがとうございます」「緊張されていますか?」といった言葉から始まり、簡単な雑談が交わされることもあります。

これは、単に雰囲気を和ませるためだけでなく、応募者のコミュニケーション能力や人柄を垣間見るためでもあります。自然な会話を通して、リラックスした状態で面接に臨めるように配慮しているのです。

STEP②|自己紹介

次に、自己紹介を求められるのが一般的です。名前、大学名、専攻などを簡潔に述べた後、自分の強みやアピールポイント、学生時代に力を入れたことなどを話します。

自己紹介は、面接官にあなたのことを覚えてもらうための最初のチャンスです。また、話の内容や話し方から、あなたのコミュニケーション能力や自己分析能力を評価しています。

STEP③|志望動機

なぜこの企業を志望したのか、どのような点に魅力を感じたのかを具体的に説明します。企業の事業内容や理念、社風などをよく理解した上で、自分の経験やスキル、価値観と結びつけて話すと、説得力が増します。

志望動機は、企業への理解度や入社意欲を測るための重要な質問です。企業は、自社のことをよく理解し、熱意を持って入社してくれる人材を求めています。

STEP④|逆質問

面接の最後に、企業側から「何か質問はありますか?」と尋ねられることがあります。これは、あなたが企業についてどの程度調べているか、入社への意欲がどれくらいあるかを確認するための質問です。

事前に準備しておいた質問をすることで、積極性や意欲をアピールできます。また、企業の雰囲気や仕事内容についてより深く理解する良い機会でもあります。

一次面接は、企業とあなたの最初の接点です。流れを把握し、各ステップの目的を理解することで、自信を持って面接に臨むことができます。

一次面接で聞かれる質問事例20選とその意図を解説。

一次面接は、企業と就活生が初めて直接顔を合わせる場です。面接官は、あなたのことを深く理解するために様々な質問を投げかけてきます。ここでは、一次面接でよく聞かれる質問を20個厳選し、4つの種類に分けて解説します。それぞれの質問の意図を理解し、事前に準備しておくことで、自信を持って面接に臨むことができます。

事例①|基本的な質問

基本的な質問は、あなたの人となりや基本的な情報を把握するためのものです。これらの質問を通して、面接官はあなたのコミュニケーション能力や自己表現能力、そして企業との相性を判断します。

質問意図
自己紹介をお願いしますあなたの人となりや、コミュニケーション能力を評価する
なぜこの業界を志望したのですか?業界に対する理解度や興味関心を評価する
なぜ当社を志望したのですか?企業研究の度合いや志望度を評価する
あなたの強みと弱みを教えてください自己分析能力や自己認識を評価する
学生時代に力を入れたことは何ですか?主体性や行動力を評価する

事例②|過去の経験に関する質問

過去の経験に関する質問は、あなたの行動力や問題解決能力、チームワークなどを評価するためのものです。具体的なエピソードを交えながら、あなたの強みをアピールしましょう。

質問意図
アルバイトやサークルで頑張ったことは何ですか?責任感や協調性を評価する
これまでの人生で最も困難だったことは何ですか?どのように乗り越えましたか?問題解決能力や resilience(回復力)を評価する
チームで何かを達成した経験はありますか?チームワークやリーダーシップを評価する
失敗から学んだ経験はありますか?成長意欲や学習能力を評価する
ストレスをどのように解消しますか?ストレス耐性や自己管理能力を評価する

事例③|企業・業界に関する質問

企業や業界に関する質問は、あなたの企業研究の度合いや、業界への関心度を測るためのものです。事前に企業のホームページやニュース記事などを確認し、具体的な質問を準備しておきましょう。

質問意図
当社の強みは何だと思いますか?企業理解度を評価する
当社の競合他社についてどう思いますか?業界研究の度合いや分析力を評価する
当社の製品やサービスについて、改善点があれば教えてください問題発見能力や提案力を評価する
入社後、どのような仕事に挑戦したいですか?キャリアプランや目標を評価する
当社で働く上で、不安に感じていることはありますか?企業への理解度や入社意欲を評価する

事例④|逆質問

逆質問は、あなたが企業に対してどの程度関心を持っているか、入社意欲がどれくらいあるかを確認するためのものです。また、企業の雰囲気や仕事内容についてより深く理解する良い機会でもあります。

質問意図
入社後のキャリアパスについて教えてください企業への理解度や将来設計を評価する
職場の雰囲気はどのような感じですか?企業文化への適応度を評価する
どのような研修制度がありますか?学習意欲や成長意欲を評価する
仕事でやりがいを感じるのはどのような時ですか?仕事に対する価値観を評価する
今後、会社としてどのようなことに力を入れていきたいと考えていますか?企業の将来性への関心を評価する

これらの質問例を参考に、一次面接で聞かれる可能性のある質問を想定し、回答を準備しておくことで、自信を持って面接に臨むことができます。

一次面接で企業の面接官が見ているポイント

一次面接は、企業があなたのことを深く理解するための場であり、単なる自己PRの場ではありません。企業は、あなたが自社にマッチする人材かどうかを様々な角度から見極めようとしています。

この記事では、一次面接で特に企業側が注目している4つのポイントについて解説します。

ポイント①|コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は、どんな仕事でも必要とされる重要なスキルです。面接官は、あなたの受け答えを通して、相手に分かりやすく伝える力や、相手の話を理解しようとする姿勢などを評価しています。

例えば、「自己紹介をお願いします」という質問では、単に名前や経歴を述べるだけでなく、自分の強みやアピールポイントを簡潔に伝えられるか、熱意や人柄が伝わる話し方をしているかを見られています。

また、「学生時代に力を入れたことは何ですか?」という質問では、具体的なエピソードを通して、経験やスキルを分かりやすく説明できるか、熱意や意欲が伝わるかなどが評価されます。

さらに、「逆質問はありますか?」という質問では、質問内容や質問の仕方から、コミュニケーション能力や積極性が評価されます。事前に企業研究を行い、具体的な質問を用意しておくことが重要です。

ポイント②|論理的思考力・問題解決能力

複雑な課題に取り組む上で、論理的思考力や問題解決能力は欠かせません。面接官は、あなたが問題に対してどのように考え、行動するのかを知りたいと考えています。

例えば、「これまでに人生で最も困難だったことは何ですか?どのように乗り越えましたか?」という質問では、問題解決能力や困難な状況への対処能力が評価されます。問題をどのように捉え、どのようなで解決策を導き出したのか、論理的に説明できることが重要です。

また、「アルバイトやサークル活動で、目標達成のために工夫したことはありますか?」という質問では、論理的思考力や課題解決能力が評価されます。目標達成のためにどのような計画を立て、実行したのか、具体的なエピソードを交えて説明しましょう。

さらに、「あなたの強みと弱みを教えてください」という質問では、自己分析能力や客観的に自分を見つめる力が評価されます。自分の強みと弱みを理解し、改善策を考えられることは、社会人として成長していく上で重要な要素です。

ポイント③|ポテンシャル・将来性

企業は、将来性のある人材を求めています。面接官は、あなたが成長意欲を持っているか、新しい知識やスキルを吸収しようとする姿勢があるかを見極めようとしています。

例えば、「入社後、どのような仕事に挑戦したいですか?」という質問では、キャリアプランや目標意識が評価されます。具体的な目標を掲げ、それに向かって努力する姿勢を見せることが大切です。

また、「あなたの長所を活かして、当社でどのように貢献したいですか?」という質問では、企業への貢献意欲や将来性が評価されます。企業研究をしっかりと行い、自分の強みがどのように活かせるかを具体的に説明しましょう。

さらに、「5年後、10年後のキャリアビジョンを教えてください」という質問では、長期的な視点でのキャリアプランや目標が評価されます。将来のビジョンを明確に持つことは、企業にとって魅力的な人材であることを示すことができます。

ポイント④|協調性・チームワーク

ほとんどの仕事はチームで行われます。面接官は、あなたがチームの一員としてどのように貢献できるか、周囲と協力して目標を達成できるかを見極めようとしています。

例えば、「アルバイトやサークル活動で、チームで何かを達成した経験はありますか?」という質問では、チームワークや協調性が評価されます。チームの中でどのような役割を担い、どのように貢献したのかを具体的に説明しましょう。

また、「あなたはリーダーシップを発揮するタイプですか?それともサポートするタイプですか?」という質問では、チーム内での役割や貢献度が評価されます。自分の強みを活かしながら、チームに貢献できることをアピールしましょう。

さらに、「意見の対立があった場合、どのように解決しますか?」という質問では、コミュニケーション能力や調整能力が評価されます。相手の意見を尊重しつつ、自分の意見をしっかりと伝えることができるか、建設的な議論ができるかなどが重要です。

一次面接は、企業とあなたが初めて直接顔を合わせる場です。緊張するかもしれませんが、これらのポイントを意識して、自分自身をアピールできるよう準備しておきましょう。

おわりに

一次面接は、社会人にふさわしい言動をとれるか審査されます。服装やマナーなどに気を付けるとともに、志望動機や熱意を堂々とした態度で分かりやすく伝えれば、心配ありません。

しかし、面接当日になって急に普段と異なる言葉遣いや行動をしようと思っても、うまくいかないこともあります。不自然な挙動にならないためにも、一定のマナーはあらかじめ身に付けておきましょう。

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