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質問を活用した自己分析の方法|44個の質問例を通して自分を知ろう!

自己分析
自己分析の質問例は?過去の振り返りで自分を見直そう!

自己分析は、いざやってみると難しい作業です。そこでおすすめなのが、自分への質問を通して自己分析を進めていく方法です。

具体的には、過去・現在・未来の自分に向けて質問を投げかけます。「小学生から大学までの自分はどんな人間だったか?」「これから自分はどんな人間になりたいか?」といった点を、自問自答を通じて言語化していきます。

その後、作成した自分史を軸に、自己分析をさらにブラッシュアップしていきます。この記事では、自己分析に役立つ質問例の紹介に加え、自分史を活用した自己分析の深堀り方について解説します。これを読めば、「自分」という人間への理解がより深まるはずです。ぜひ最後までご覧ください。

自己分析の進め方の全体像

自己分析とは、自分自身を深く理解するために非常に重要なステップです。自分自身の強みや弱み、価値観や目標を明確にすることで、将来の方向性を定めたり、就職活動や転職活動を成功させたりすることができます。

自己分析を効果的に進めるためには、以下のようなステップを踏むことが重要です。全体像に関して以下の表にまとめさせていただきましたので参考にしてみてください。

ステップ内容ポイント
1. 準備・ノートやペンなど、メモを取るための筆記用具集中してじっくりと考えることができるように、時間と場所を確保する
2. 過去を振り返る・小学生から現在までの出来事を思い出し、書き出す
・具体的な質問をして、自分自身を深く掘り下げる
過去を振り返ることで、自分の性格や価値観、強みや弱みを理解することができます。ノートにメモを取りながら、じっくりと考えましょう。
3. 現在の自分を知る・現在の自分の性格や強み・弱み、価値観などを分析する
・周囲の人からの意見も聞く
現在の自分を知ることによって、将来の目標設定がしやすくなります。客観的に分析するために、周囲の人からの意見も聞いてみましょう。
4. 将来の自分を描く・将来どのような自分になりたいのか、どのような人生を送りたいのかを考える
・具体的な目標を設定する
将来の自分を描くことで、今何をすべきかが明確になります。具体的な目標を設定し、行動計画を立てましょう。

また、詳細は「自己分析で将来が大きく変わる!? 正しい方法で就活を有利に進めよう!」をみてみてください。自己分析に関する全体像に関して解説しています。

自己分析には「自分への質問」が重要

自己分析には自分への質問が鍵?

まず、自己分析で大切になるのは、過去の経験から自分を知ることです。

過去を振り返ることで、自分の長所や短所、影響を受けたもの、自分の価値観などを把握することができます。そのため、過去を振り返り、自分を見直すことが自己分析では大切です。

では、どのように自分の過去を振り返れば良いのでしょうか?

自己分析の鍵となるのは、自分で自分に質問を投げかけることです。なぜ?と問いかけ、過去の経験を深堀していくことで自己分析ができます。

しかし、どのような質問を自分に投げかけるべきなのか、悩みますよね。そこで次に、過去を振り返るための質問例をご紹介します。

過去を振り返るための質問例

過去を振り返るための質問例

過去を振り返ることは、自分自身をより深く理解し、未来への指針を見つけるための貴重な機会です。

単に過去の出来事を思い出すだけでなく、それぞれの経験から何を学び、どのように成長してきたのかを分析することが重要です。

そこで、小学生から現在まで、時系列に沿って自分自身へ質問していくための質問例を充実させてみました。

小学生時代(7歳~12歳)

一番良かった出来事と嫌だった出来事は何ですか?

  • それぞれの出来事について、具体的にどのようなことがあったのかを説明してみましょう。
  • その出来事があなたにとってなぜ良かった/嫌だった**のか、理由を挙げてみましょう。
  • それぞれの出来事から、何を学びましたか?
  • それぞれの出来事は、今のあなたにどのような影響を与えていますか?

どんな友達と仲が良かったですか?

  • 具体的な友達の名前を挙げて、どんな性格だったのか、どんな遊びをしていたのかを説明してみましょう。
  • その友達との思い出で、特に印象に残っているものはありますか?
  • その友達との関係は、今のあなたにどのような影響を与えていますか?

習い事は何をしていましたか?

  • どのような習い事をしていたのか、どれくらい続けたのかを説明してみましょう。
  • その習い事を通して、何を学びましたか?
  • その習い事は、今のあなたのスキルや興味関心にどのような影響を与えていますか?

中学生時代(13歳~15歳)

どんな係をしましたか?

  • 具体的な係の名前を挙げて、どのような仕事をしていたのかを説明してみましょう。
  • その係を務めたことで、何を学びましたか?
  • その係を務めた経験は、今のあなたの仕事や人間関係にどのような影響を与えていますか?

ケンカをしたことはありますか?

  • ケンカをした相手や理由、その時の状況などを詳しく説明してみましょう。
  • そのケンカから、何を学びましたか?
  • そのケンカは、今のあなたの性格や考え方にどのような影響を与えていますか?

他人に言えない秘密はありましたか?

  • その秘密について、なぜ他人に言えなかったのか、その秘密を誰かに打ち明けたことはあるのかなどを説明してみましょう。
  • その秘密を持っていることによって、あなたはどのように感じていましたか?

高校時代(16歳~18歳)

どの教科を一番頑張っていましたか?

  • その教科を頑張っていた理由は何か、具体的にどのような勉強方法を実践していたのかを説明してみましょう。
  • その教科を頑張っていたことによって、どのような成果を得ましたか?
  • その教科を頑張っていた経験は、今のあなたの学び方や仕事にどのような影響を与えていますか?

休みの日には何をしていましたか?

  • 具体的な休日の過ごし方を説明してみましょう。
  • その過ごし方を通して、何を学びましたか?
  • その過ごし方は、今のあなたの性格や趣味にどのような影響を与えていますか?

どんな趣味がありましたか?

  • 具体的な趣味について、どれくらい続けたのか、その趣味を通してどんな人と出会ったのかなどを説明してみましょう。
  • その趣味を通して、何を学びましたか?
  • その趣味は、今のあなたの生活や人間関係にどのような影響を与えていますか?

大学時代(19歳~22歳)

何か大きなイベントはありましたか?

  • 具体的なイベントについて、いつ、どこで、誰と、何をしたのかを説明してみましょう。
  • そのイベントを通して、何を学びましたか?
  • そのイベントは、今のあなたの価値観や人生観にどのような影響を与えていますか?

友達とどんな遊びをしましたか?

  • 具体的な遊びについて、どんな場所でどんなことをしていたのかを説明してみましょう。
  • その遊びを通して、何を学びましたか?
  • その遊びは、今のあなたのストレス解消法やコミュニケーション能力にどのような影響を与えていますか?

大きな失敗はありましたか?

  • 具体的な失敗について、どのような失敗だったのか、その時の状況、どのように対処したのかなどを説明してみましょう。
  • その失敗から、何を学びましたか?
  • その失敗は、今のあなたの考え方や行動にどのような影響を与えていますか?

バイトではどんな思い出がありますか?

  • 具体的なバイトについて、どこで、どんな仕事をしていたのか、どんな仲間がいたのかなどを説明してみましょう。
  • そのバイトを通して、何を学びましたか?
  • そのバイトの経験は、今のあなたの仕事観や責任感にどのような影響を与えていますか?

「未来」の自分に関する質問例

  • あなたの強みと弱みは何ですか? (具体的なエピソードを交えて教えてください)
  • あなたが仕事で大切にしたい価値観は何ですか?
  • 将来、どのようなキャリアを築きたいですか? (具体的な目標やビジョンがあれば教えてください)
  • 当社でどのようなことに挑戦したいですか?
  • あなたの夢や目標は何ですか? (仕事以外のことでも構いません)

質問を活用した自己分析の次にやること

質問を活用した自己分析のネクストアクションとして、自己分析の精緻化があります。質問を活用した自己分析では自身を体系的に捉えることができません。そこで、より体系的に自分を分析していく作業に移ります。その流れは以下の通りです。

▼自己分析の精緻化
・STEP①|自分史を作る 
・STEP②|第三者との壁打ち 
・STEP③|マインドマップに情報の整理 
・STEP④|面接での想定問答をする

それぞれのステップについて詳細に解説してきます。

STEP①|自分史を作る

小学生から現在までの出来事を時系列で振り返り、自分史を作成しましょう。嬉しかったこと、悲しかったこと、頑張ったことなど、感情が動いた出来事を中心に書き出すことで、自分の価値観や行動パターンが見えてきます。

▼自分史の事例
中学時代: 部活動の大会でチーム一丸となって勝利を目指し、協調性の大切さを学んだ。
高校時代: 文化祭の実行委員としてクラスをまとめ、リーダーシップを発揮した。
大学時代: ボランティア活動に参加し、社会貢献への関心を高めた。

STEP②|第三者との壁打ち

家族や友人、キャリアカウンセラーなど、信頼できる第三者に自分史や自己分析の結果を共有し、意見交換を行いましょう。客観的な視点を取り入れることで、自分では気づかなかった強みや弱み、新たな可能性を発見できるかもしれません。

STEP③|マインドマップに情報の整理

自分史や壁打ちで得られた情報をマインドマップにまとめることで、情報を整理し、頭の中を整理することができます。自己分析の結果を視覚的に捉えることで、新たな発見や繋がりが見えてくることもあります。

STEP④|面接での想定問答をする

就職活動においては、面接で自己分析に基づいた質問をされることが多いため、想定される質問とそれに対する回答を事前に準備しておきましょう。自分史やマインドマップを参考に、具体的なエピソードを交えながら、説得力のある回答を練り上げることが重要です。

活用方法は?

では、自己分析をしたら、どのように活用すべきなのでしょうか。自己分析は、主に2つの場面で活用できます。

1.仕事を選ぶとき

1つ目は、仕事を選ぶときです。自己分析をすることで、自分が何に興味があるのか、どんな分野で力を発揮できるかといったことが分かります。自己分析の結果を元に企業を探せば、入社してからのミスマッチを防げます。

2.自己PRや志望動機など

そして2つ目は、自己PRや志望動機、面接などに生かせることです。

例えば、面接では短い時間で自分の個性や考えを伝えなくてはなりません。しかし、真剣に自分を振り返ったことがないと、分かりやすく自分のことを伝えるのは難しくなります。特に想定外の質問をされたときは、柔軟に対応できず、回答がぶれてしまいがちです。

自己分析をしておけば、分かりやすく一貫性のある回答ができます。就活をする際は、ぜひ自己分析をして自分を振り返っておきましょう。

おわりに

自己分析は、就活で企業を探す際や、自己アピールをする際に非常に役に立ちます。自己分析をうまく行うためには、適切な質問をできるかどうかが鍵です。会社に求めることや、過去の自分に関する質問に答えて、自分はどんな人物か明確にしましょう。

自己分析をすることで、質問に一貫性のある深い回答ができるようになり、面接官からの評価が上がります。これから就活が始まる方は、まずは自己分析から始めてみてはいかがでしょうか。

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