イベント業界の現状と今後!就職したい就活生は必見!

2019.06.24企業研究・業界研究
イベント業界の現状と今後!就職したい就活生は必見!

イベント業界は、コンサートやスポーツ、展示会などさまざまな催しものに関わることができるので、華やかな印象があるでしょう。今回は、イベント業界の市場規模や現状の課題今後の動向などを詳しく解説します。主な企業や仕事内容についても紹介しますので、業界や企業研究の参考にしてください。

イベント業界の動向とは?

イベントには、近隣のショッピングモールや企業の新商品紹介などの小規模イベントから、アーティストのライブ、スポーツ観戦など、大小さまざまな企画が開催されています。

2018年に一般社団法人日本イベント産業振興協会が発表した統計によると、2017年のイベント全体の消費額は16兆6490億円、前年比100.7%の市場規模となっています。同統計によると、市場規模に大きく貢献しているのが音楽イベントで、ライブやコンサートに加え、演劇、ミュージカル、歌舞伎などの舞台イベントも集客につながり、音楽や舞台のイベントは、過去最高の売上高を記録したということです。

音楽や舞台イベントで盛り上がりを見せているものの、業界全体の業績は、横ばいで推移しています。今後は、ラグビーワールドカップ、東京オリンピック・パラリンピック、関西ワールドマスターゲームスなど、国内で大型スポーツイベントの開催が相次ぐことで、業績の伸び率や動向が期待されています。

今後の課題

イベント業界は、イベント運営企業の他にも、広告代理店や派遣会社など多くの業種が集結している業界です。一つひとつのイベントを成功させるためには、企画・運営に欠かせない優秀なプロデューサーや、多くの運営スタッフが必要とされる業界でもあります。

しかし、イベントによっては長時間の勤務になったり、天候やアクシデントにも対応したりしなければならないため、過酷な仕事であるというイメージもあります。人材の確保に苦戦している現状もあるため、今後は勤務環境の改善や人材育成が課題と言えるでしょう。

成長戦略

音楽ライブやコンサート、演劇やミュージカルといったイベントが好調な業界なので、今後も集客を効果的におこなうことで、成長戦略につながっていくと考えられます。

また、東京オリンピックなどの大型スポーツイベントが開催されることにより、国内の市場規模は拡大傾向にあるでしょう。国内で行われる国際的なイベントを通じて、世界にも価値が認められれば、今後は海外のイベントの企画・制作などの依頼へ事業展開をすることも期待できます。

イベント業界の主な企業

株式会社リンクイベントプロデュース

1979年にミヒロツーリストとして創業し、2009年にM&Aで規模を拡大しました。イベントの企画から演出と運営まで一貫しておこなっています。2016年の従業員数は46名で、売上高は24億7,000万円です。

「モチベーションエンジニアリング」という経営学、社会システム論、行動経済学、心理学などの学術成果を統合して生み出された独自の技術を活かしたイベント制作がおこなえることを強みとしています。

株式会社ホットスケープ

1991年に設立されたホットスケープは、イベントの企画・運営の他に劇場やイベントホールの施設コンサルタントや運営をおこなう企業です。主催者との直接受注体制を取り入れており、コストや時間短縮、作業の効率化などを強みに、イベントを運営していく体制をとっています。

株式会社アズムクリエイション

2011年に設立されたアズムクリエイションは、音楽ライブやスポーツなどのイベントをはじめ、展示会やセレモニーやプロモーションなどに携わっています。イベントの企画・演出・制作・運営とトータルでプロデュースしており、映像制作やデザインも担当します。

イベント業界で働く人の仕事内容

イベント業界には、規模に合わせて数多くの職種や仕事内容がありますが、ここでは一般的なものを紹介します。

企画

企画部門の主な仕事内容は、イベントの企画をすることです。イベント開催を希望する企業と運営企業の両社にて、目的や予算などの詳しい内容を検討していきます。交渉力や提案力などが必要とされる職種となります。

制作

制作部門の主な仕事内容は、企画されたイベントに対して舞台演出や装飾デザインなどの制作全般です。制作物に必要となる材料の調達や、出演者やスタッフなどの選定も仕事内容に含まれています。

施工

施工部門の主な仕事内容は、イベント会場の施工工程の作成と実際の作業です。企画や制作部門などと連携し、会場の計画案を元に適切な建築をすることが必要になります。

運営

運営部門の主な仕事内容は、運営するイベントの目的や企画の通りに運営をすることです。スタッフの管理や当日の受付、駐車場や宿泊施設の確保なども担当する場合があります。また、イベントに来場してもらうためのチラシやDMなどを作成し集客につなげる働きかけも仕事となります。

先輩の声

スポーツや音楽をはじめ幅広い業界と関わり、大勢の人を熱狂させられるやりがいのある仕事です。働き方は不規則になりがちで担当しているイベントの直前はかなりハードですが、その分代休ももらえるのでメリハリのある働き方ができると思います。

おわりに

イベント業界ではさまざまなイベントが開催され、中でも音楽ライブ・コンサート・演劇・ミュージカルなど、音楽や舞台のイベントが好調です。今後は東京オリンピックなどの大型イベントが相次ぐことで、イベント業界の業績は伸びると予想されています。イベント業界に就職を希望している就活生は、業界の動向に注目して業界と企業研究をおこなっていきましょう。

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タグ : イベント業界 企業研究 業界研究
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