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【業界研究】アパレル業界は二極化が進んでいる?就職を考えてるなら知っておきたいこと

企業研究・業界研究
アパレル業界は二極化が進んでいる?就職を考えてるなら知っておきたいこと

華やかなイメージが強いアパレル業界。女性なら、一度は就職を考えたことがあるのではないでしょうか?

アパレル業界に就職すれば、流行のファッションアイテムがいちはやくチェックでき、オシャレセンスも磨かれそうですよね。また衣食住の衣類は、人にとって必ず必要なもの。生活必需品だから、市場規模が極端に縮小することもなさそうです。

しかし近年のアパレル業界は、ブランドによって売上の二極化が進んでいます。アパレル業界の特徴と近年の二極化について、チェックしてみましょう。

近年のアパレル業界の特徴

近年のアパレル業界の特徴

アパレル業界の動向と、近年のポイントをご紹介します。もっとも顕著な特徴は、店頭販売とインターネット販売に二極化していることです。それぞれくわしくみていきましょう。

アパレル業界の動向

アパレル市場は、ここ数年9兆円台をキープしながらゆるやかに拡大しています。割合としては、婦人服・洋品が半分強を占め、次に紳士服・用品、最後にベビー・子供服・用品と続いています。また近年の特徴は各企業がインターネット販売に戦略的に取り組んでいます。背景として、パソコン・スマートフォンの普及により、ネット通販がさかんになったことがあげられます。インターネットでどれだけ販売数を伸ばせるかが、生き残りのための鍵だといえますね。

服にお金をかけない時代に

現在のアパレル業界は、売れるブランドと売れないブランドの二極化が目立っています。消費者は「高級ブランド離れ」が1進み、ユニクロやしまむらなどの安価なブランドを好むようになってきました。かつては人気だった百貨店ブランドも、現在では不況の影響で売れなくなってきています。つまりごく一部のアパレル企業が売り上げをのばし、その他のアパレル企業は、売上が減少傾向になっているのです。この傾向は、今後も続くでしょう。

理由としては、不景気のあおりで、若い世代が服にお金をかけなくなったことが考えられるでしょう。またユニクロやしまむらなど、安くてデザイン性の高いブランドが台頭したために、高級ブランド品を買うことに価値を見出せなくなったことも考えられます。

アパレル業界の仕事内容

アパレル業界の仕事内容

アパレル業界とひと口でいっても、仕事内容はさまざま。

アパレル業界の仕事内容について、販売・商品開発・営業など、代表的なものをご紹介します。

販売

アパレル業界と聞いて、まずイメージするのが販売員ではないでしょうか?ただ販売するだけでなく、お客様とコミュニケーションを取ることが大切になってきます。接客の上でお客様に商品の提案をすることもあるので、素材からコーディネイトまで、商品の勉強をすることが不可欠です。

商品開発

自社の新しい商品を開発する仕事です。消費者のニーズやトレンドを調査して、企画からデザインまでを提案します。ときには他社の人気ブランドを調査し、流行を把握することも。生産量や価格を決めるのも仕事のうちです。自分の提案した企画が商品になるのを見届けることができるので、とてもやりがいを感じられるでしょう。

営業

自社の製品を、百貨店や小売店、卸業者に販売する仕事です。アパレル企業は、自社で製品を作っても、直接消費者に売るわけではありません。小売店や卸売り店を通して、自社製品を販売します。そのため、自社製品を販売してくれる小売店との契約が重要になるのです。自社製品のPRを行ったり、販促イベントを企画したりもします。

先輩の声

アパレル業界を志望する時に、自分の好き嫌いが優先されがちですが、二極化する業界で志望企業がどちら側に進んでいるのかも、確認する必要がありそうですね。下降ぎみの場合は、それに対して自分はこう変えていきたい!という熱意を伝えられると、高評価がもらえそうですね。

おわりに

アパレル業界への就職を考える就活生のために、アパレル業界の現状をご紹介しました。キーワードとしては、「インターネット販売」と「売上の二極化」です。百貨店ブランドだからといって、必ずしも売上や市場シェアが高いわけではないので、注意してくださいね。

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